阪神 カブスナインと交流深めた グラブや帽子交換 桐敷「一生忘れられない経験」
「プレシーズンゲーム、阪神3-0カブス」(15日、東京ドーム)
阪神とカブスのナインは野球を通して、珍しい交流も楽しんでいた。阪神の練習中には藤川球児監督とクレイグ・ジョン・カウンセル監督がユニホーム交換。笑顔で記念撮影も行い、和やかな雰囲気に包まれた。
カブスの練習中には見学中の桐敷拓馬らの元へ、マシュー・ボイドがグラブを持ってきた。ボイドが日本人選手とグラブ交換したいと熱望し、3つ持参していた桐敷が呼応。「対戦するだけじゃなくて交流すると思ってなかった。自分も一生忘れられない経験になりました」と左腕。短い時間のやりとりではあったが「本当に頑張ろうと思いました」とやる気スイッチが入った。
さらに、試合前には選手整列後に帽子を交換。森下翔太や前川右京ら、多くの阪神ナインは試合後にかぶって関係者通路へと現れた。森下はカイル・タッカーとの交換時に言葉を交わしたようで「表情がいい人っぽかった。自分も負けないように頑張りたい」と決意。前川もダンスビー・スワンソンにもらい、「いただいた帽子なので大切にしたい」と喜んだ。
試合後には全員で記念撮影。両軍の選手が入り交じり、笑顔で貴重な瞬間を過ごした。その後、佐藤輝明と森下はジャスティン・ターナーと交流。メジャー屈指の強打者と会話していた。野球というつながりが、国境を超えた交流に花を咲かせた。
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