阪神・村上 開幕へ万全“新スラ”手応え上々!3回パーフェクト 球児監督「見ての通りでいい感じ」
「オープン戦、阪神6-0DeNA」(7日、甲子園球場)
3・28へ視界は良好だ。開幕投手が決定している阪神・村上頌樹投手がDeNA打線を寄せ付けず。今年初の甲子園のマウンドで、3回無安打無失点4奪三振の完全投球で圧倒した。
「真っすぐでもファウル、空振りを取れましたし、スライダーもいい感じで投げられたんでよかったなと思います」
初回は先頭の桑原をこの日最速の148キロ直球で空振り三振とすると、続く牧は内角いっぱいの直球で見逃し三振に。「インコースにもしっかり投げられた」とうなずいた。さらに収穫を得たのがオフから取り組んでいる新球スライダー。「バッターの反応を見るというので。いいバッターたくさん並んでいましたし、試せる時に試していきたい」と初回から多投し、ファウル、空振りも奪ってカウントを有利に進めた。
投球の幅を広げるため、カーブとカットボールの間の球速帯と曲がり幅のスライダー習得を目指してきた。「いろんな人に聞いて、投げやすいものを投げている」とキャンプ期間中も試行錯誤。二回先頭の筒香には初球にスライダーを投じて3球目のカーブで一ゴロとし、「いい球になってきた」とより他球種が生かされることを実感した。
二回2死では宮崎をスライダーで三ゴロに。「球速帯も自分の中でいい感じですし、イメージ通りに投げられている。アウトもしっかり取れて、(完成度は)70(%)ぐらいじゃないですかね」と手応えは上々だ。
開幕投手公表後初の実戦登板で強力打線相手に見せた快投に、藤川監督も「見ての通りで、いい感じだなとは思っています」と信頼を寄せた。ただ、村上は「0に抑えればいいですけど、そこはあまり気にせず。自分のしたいことをすることが、結果になっているかな」と一喜一憂しなかった。
初の開幕投手という大役にも「皆さんの見る目も変わってくると思うので、そこはあまり気にせず。緊張しすぎてもしんどいだけなので、もうちょっとゆっくりして挑もうかな」と気負い過ぎない。このまま順調に状態を上げ、3週間後も快投を演じる。
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