阪神・デュプランティエ 1回0封上々デビュー 最速153キロ直球&自信のカーブで竜斬り 巨人スコアラー「すごい厄介」

 「オープン戦、中日6-9阪神」(23日、Agreスタジアム北谷)

 上々のデビュー戦となった。来日初登板となった阪神・デュプランティエが、1回1安打無失点と好投。「すごく楽しんで投げることができました」と自信のあるボールが、実戦で早速威力を発揮した。

 五回、3番手としてマウンドに上がると、先頭の岡林を低めに制球されたカーブで二ゴロ。1死から上林もカーブで空振り三振に仕留めた。「ストライクゾーンから低めに外れたボールは、自分のキャリアを通しても空振りを取れる球種だと思う」。縦に鋭く曲がるボールは大きな武器となる。

 巨人・真田スコアラーは警戒感を強めた。「あの球はすごい厄介になってくる。真っすぐの強さとのバランスというか、スピード差もかなりあるし、ブレーキも利いている。バッターはすごい嫌なんじゃないかな」。最速153キロを計測した直球とのコンビネーションは、他球団の脅威となりそうだ。

 投球に大きな注目が集まった右腕だが、なによりも日本の球場の雰囲気を楽しんでいた。応援は1週間前の練習試合で目撃していたものの、自らがマウンドに立って感じるのは初めて。「肌で感じることができて、特にうれしかった」と満足の様子。「阪神の応援は、野球界の中で一番と聞いているので楽しみ」と本拠地甲子園での登板が待ちきれないようだ。

 マウンドを降りる際には、捕手の栄枝と笑顔でコミュニケーションを取る姿もあった。「キャッチャーとの配球の確認だったり、日本の野球に慣れることを意識してやっていきました」。先発ローテ入りを狙う新助っ人が、大きな存在感を放っている。

野球スコア速報

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