阪神・藤川監督 豊田、井坪らチルドレンがズラリ!初対外試合サバイバル 15日・楽天戦オーダー発表、具志川組から島田を

 (左から)豊田、井坪、門別
 阪神・藤川監督
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 阪神・藤川球児監督(44)が14日、今季初の対外試合となる15日・楽天戦(宜野座)のオーダーを発表した。激しい外野レギュラー争いに身を置く、豊田寛外野手(27)、井坪陽生外野手(19)ら“球児チルドレン”がラインアップに並んだ。別メニュー調整中の森下翔太外野手(24)に代わって、4番には新外国人のラモン・ヘルナンデス内野手(28)が座る。

 藤川阪神にとって初の対外試合。スタメンを主力メンバーで固めることはせずに、“球児色”が盛り込まれた。成長著しい若虎に、期待の新助っ人。3月28日のシーズン開幕へ向けて、本格的なサバイバル競争のゴングが鳴る。

 「9番・中堅」には高卒3年目の井坪。昨秋キャンプの紅白戦3試合、今キャンプの紅白戦2試合に続いて、藤川政権下の実戦全てで先発出場することになり、期待の高さがうかがえる。8日の紅白戦では適時打を放ったが、さらなるアピールのチャンスが与えられた。

 昨秋キャンプで藤川監督からMVP指名された豊田は、「6番・DH」でスタメンに名を連ねた。今キャンプの実戦では2試合連続安打中。楽天戦ではDHとして打席に集中して、打力を発揮することになる。

 激化する外野争いにあって、ここまで具志川組で鍛錬を重ねてきた島田を「1番・右翼」に指名した。紅白戦2試合では長打を含む4打数3安打。指揮官は「取り組んでいたことがしっかりと形に表れていたことが全てですね。最初にパッと準備ができていたというのが、鮮明に残っている」と高く評価した。

 今季4番起用が決まっている森下が、腰部の張りを訴えて別メニュー調整中のため、“4番不在”の一戦。代役を任されたのが、外野レギュラーを狙うヘルナンデスだ。藤川監督は「アグレッシブな選手だし、彼らしくやってくれればいいですし、それ以外はないですね」と多くを求めなかったが、加入後初の一塁守備にも就く。

 投手陣は門別を皮切りに、富田、及川、畠、岡留が登板を予定している。先発を託した門別については、「好きにやればいいと思う。今まで秋季キャンプからずっと見ている」と信頼。ブレーク候補をそろえた“初陣”、まだ勝ち負けにこだわる時期ではないが、凡事徹底には鋭く目を光らせる。

 スタメンは以下の通り。

 1番・右翼 島田

 2番・二塁 中野

 3番・三塁 佐藤輝

 4番・一塁 ヘルナンデス

 5番・左翼 前川

 6番・DH 豊田

 7番・遊撃 木浪

 8番・捕手 坂本

 9番・中堅 井坪

    投手 門別

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