阪神・ベタンセス 来日即始動「ドミニカと正反対寒い」 宜野座組「うれしかった」支配下へ監督ゲキに応える

 阪神の育成外国人、ホセ・ベタンセス投手(25)が26日、鳴尾浜球場で自主トレを行った。25日夜にドミニカ共和国から再来日し、即始動。自身初の日本での春季キャンプは宜野座スタートとなり、「来る直前にそう言われて、非常にうれしかった。アピールしないといけない立場。しっかり準備してきたつもり」と闘志を燃やした。

 秋季キャンプの紅白戦では自己最速161キロをマークし、注目度が急上昇。藤川監督は“一芸”が光る育成選手は、早期の支配下登録も視野に入れる。指揮官の方針に触れた右腕は「支配下されたい気持ちはもちろんあるよ。できることを出し切って、支配下されるように頑張りたい」と発奮した。

 オフは母国でトレーニングを積んできた。「ランニングもしっかりしたし、投げてもきた。偏ることなく全体的にバランス良くしてきたつもり」と来日2年目の覚醒へ自信をみなぎらせた。

 この日は「ちょっとしんどい。(空路が)長かったので」と時差ボケが残る中、自身と同様に25日に来日した育成のマルティネス、アルナエスとともに、ランニングやキャッチボールなどで汗を流した。「ドミニカと正反対で寒い!!」とこぼしつつ、熱のこもった鍛錬の充実を物語るように、最後はタンクトップ姿で寮へと引き揚げた。

 ◆ホセ・ベタンセス(Jose Betances)1999年10月17日生まれ、25歳。ドミニカ共和国出身。183センチ、102キロ。右投げ右打ち。投手。セナペック高から2017年アストロズ入団。MLB経験はなし。入団テストを経て昨年3月、育成契約で阪神入団。背番号は131。

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