阪神・佐藤輝 超レベルアップや!手応えあり新打撃フォーム 糸井SAも太鼓判「ボールへの角度、入り方がいい感じ」
阪神・佐藤輝明内野手(25)が26日、兵庫県内で日本ハム・阪口楽内野手(21)、今年から関西独立リーグの堺シュライクスでプレーする弟・太紀さん(24)と自主トレを行った。今オフに取り組んでいる打撃フォームの見直しに手応えを示し、デイリースポーツ評論家の阪神・糸井嘉男SA(43)も太鼓判を押した。
快音とともに鋭い打球が右に左に飛んだ。佐藤輝は約3時間、自身のフォームを確認しながら、黙々とバットを振り続けた。
「(見直しは)1カ所ではないので、いろいろあります。しっかり確率よく捉えられるバッティングフォームでいこうと思ってます」
自身の課題に向き合っている。佐藤輝は調子が悪いとき、無意識に左肩が下がる癖があった。それによって内角球には差し込まれ、外角の変化球には泳がされる。「(左肩が)潜らないように、後ろの肩を出さないように気をつけてます」。コンタクト率を上げるためにも、バットが遠回りにしないように強く意識している。
練習方法は多岐にわたる。ティー打撃では目の前に鏡を置いてフォームを確認。フリー打撃前には、本来は体のストレッチに使うストレッチポールをバット代わりにし、ボールを打つなど矯正に取り組んでいる。
打撃練習を見つめた糸井SAも変化に気がついた。「潜らないように地面と並行というか、体とバットの軌道が寝ないようになっている。ボールへの角度、入り方はいい感じですね」と評価。「毎年そういう思いでやってるけど、さらに今年にかける思いを感じる顔つきですね」。近大の後輩が懸命に汗を流す姿に、強い覚悟を感じていた。
1年間戦い抜くための体作りもぬかりない。午前中はアジリティーに加え、筋肥大を目的に重量を扱ったウエートなど体力トレーニングのみのメニューをこなす。体が張った状態で午後の技術練習になるが「しんどいですけど、必要なことなので」と疲れを感じさせない軽快な動きを見せる。
また、ドジャース・大谷の打撃を参考に、胸郭周りの柔軟性にも着目。「柔らかさを出しつつ強く打てたらなと。体が土台になってくるので、おろそかにせずにしっかりやりたい」。朝9時~夕方5時まで、レベルアップを目指して野球に向き合い続けている。
2年ぶりのリーグ優勝、日本一奪還、そして自らのキャリアハイを目指す今季。キャンプインまで1週間を切った虎の大砲は、飛躍のシーズンにすべく、充実のトレーニングを積んでいる。
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