阪神・門別&大竹 開幕2戦目・巨人戦先発をかけ最終バトル 23日に1、2軍に分かれて同時登板

 大竹(左)と門別
 登板に向け調整する大竹(左)と門別(撮影・山口登)
 ウオーミングアップをする門別(右)と大竹(撮影・田中太一)
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 阪神は21日、甲子園の室内練習場で全体練習を行い、大竹耕太郎投手(28)と門別啓人投手(19)が同施設のブルペンで並んで投球を行った。開幕2戦目・30日の巨人戦(東京ド)での先発を競う左腕2人は、23日に1、2軍に分かれて同時登板し最終バトル。本命の大竹は直球を中心に確認し、予備1番手の門別も力のこもったボールを投げ込んだ。

 センバツを戦う高校球児に甲子園のブルペンを明け渡しているため、室内練習場ブルペンに“ライバル同士”が並び立った。2人の間で安藤投手コーチが見守る中、同時刻に投球練習。お互いの様子を気にするそぶりはなく、大竹は長坂、門別は藤田のミットだけを見て、おのおののピッチングに集中した。

 いずれかが任される開幕2戦目のマウンド。ちょうど1週間前となる23日に最後の調整登板が控える。大竹はオープン戦・オリックス戦(京セラ)、門別はウエスタン・くふうハヤテ戦(鳴尾浜)が、その舞台となる。

 大竹は1月に左肩ガングリオン(良性腫瘍)を除去した影響で、実戦登板は少なく3試合目で、「やっぱりストレートをもう一回ちゃんと投げられるようにすること。球威と制球、両方」と確認ポイントを説明。「結果も大事ですけど、自分が思い描くように投げられて、思い描くように打ち取るのが大事。ちゃんと意図ある投球ができるようにしていきたい」と開幕前のラスト登板を見据えた。

 京セラドームのため登板機会が確約されている大竹とは対照的に、門別はまず天候問題をクリアする必要がある。昨季は雨で10回ほど登板機会が変更になったという雨男。23日の鳴尾浜も降水確率70%の雨予報で、「ただただ願うしかないですね」と苦笑いを浮かべた。20日はメジャーリーグの開幕戦をチェックしたといい、「ダルビッシュさんは配球をちゃんと見て。スライダーの使い方とか参考にしたい」と学びを得た。

 この日の同時ブルペンについて、安藤コーチは「まあまあ普通に投げてたけどね」と印象を語った。30日の開幕2戦目を担うのは、昨季12勝の実績が光る大竹か、高卒2年目でブレークの予感漂う門別か-。23日の同時先発を経て、いよいよ結論が出される。

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