阪神・茨木 凱旋投で自己最速150キロ 伸び盛り高卒2年目が2回0封「いい気持ちで投げられた」

 7回途中、マウンドに集まる茨木(右から2人目)ら阪神ナイン(撮影・堀内翔)
 6回、野村の打球に飛びつく茨木
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 「オープン戦、日本ハム3-2阪神」(2日、札幌ドーム)

 地元・北海道で成長した姿を見せつけた。高卒2年目の阪神・茨木秀俊投手(19)が凱旋登板で2回を1安打無失点。自己最速を更新する150キロをマークするなど堂々の投球を披露した。

 「地元というところで、いい雰囲気というか、いい気持ちで投げられたのがよかったです」

 同点の六回、2番手でマウンドに上がった。先頭の今川を128キロのスライダーで空振り三振に抑えると、代打・野村には、自己最速を1キロ更新する150キロの直球で二ゴロ。続く水谷も150キロの直球を外角いっぱいに決めて見逃し三振を奪った。

 プロ入り後、初となる北海道での登板。スタンドには両親も応援に駆けつけた。2イニング目となった七回は、2死満塁のピンチを背負ったが後続を抑えて無失点。「成長した姿を見せたかったので、結果的にピンチを招いてしまったんですけど、ゼロで抑えられたのはいい姿を見せられたのかなと思います」とうなずいた。

 先発した同学年の門別とともに成長著しい右腕。「日頃から高め合っているので、もっと切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっていければいい」。さらなる高みを目指し、ライバルと将来の虎のエースを奪い合う。

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