阪神・岡田監督がキャンプ総括 投打のMVPに言及「打つ方では前川」投手は岡留「1軍戦力として確信を持てた選手」一問一答

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 球団史上初の連覇を目指す阪神は27日、沖縄県宜野座村での春季キャンプを打ち上げた。最終日はシートノックや打撃練習などで総仕上げ。練習後には、全選手がマウンドへ集まって一本締めを行った。岡田監督の一問一答は以下。

-どんなキャンプになったか。

「去年とはちょっと感じが違う。去年は見極めというか、初めての選手とかも多かったんで。今年は1年間やって、去年の成績が物語っているような、メンバーは変わっていないけど、同じことをやってもちょっと違うようなキャンプに見えた。そういう意味では一回り大きなチームになったようなそういう感じはします」

-監督、コーチからのレギュラークラスへの言及が減った。

「ああもう、あまり言うことがないんで。だいたいやることは分かっているんで。選手に任せている1カ月になったと思います」

-キャンプに点数を付けるなら。

「点数って。いつも80点と。背番号が80なんで。100点のキャンプはないと思うし、何カ月か後に結果が出て、このキャンプでスタートしたのがいい結果に出たというかね。思っている以上に伸びた選手もいてるし、期待していたのになかなか調子が上がって来ない選手も。それがこの1カ月のキャンプになるのかな。一つはそれほど大きなケガ人が、少しの故障がありますけどね、毎年、それほど大きなケガがなかったのが良かったかなと。そういう意味では充実した1カ月になったと思いますけどね」

-キャンプ序盤から赤星、鳥谷臨時コーチの指導も。

「そうですね。守備に関しては、去年からの継続なんですけど、より一層、そこに重点を置いてやった。走塁にしても一回り大きな成長をしてくれればいいと思います」

--投打のMVPは誰。

「ああ、MVP…。誰だろう。まあ、打つ方では前川がね、まだ3年目ですけど、今までちょっと故障とかでなかなか1カ月キャンプを送ることがなかったんですけど。1カ月ケガなく完走した。プラス、やっぱり凄く飛距離も伸びたし、下半身もドシッとして、いいものを見せてくれたんで、打つ方では前川が1番、期待値が上がったと思いますし。投では誰ですかね、岡留ですかね、やっぱり。1年前のキャンプに比べると、全然違う姿を見せてくれているんで。実戦でもブルペンでの球を投げて本当にいい結果を出してくれている。これはまた一枚、1軍戦力としていける確信を持てた選手だと思いますね」

-育成選手にも目についた選手も。

「そうですね、ちょっと試したんですけど。まだまだやっぱり、もうちょっとゲームに出てね、実戦で盗塁などいろんなことを勉強してほしいと思っていますけどね」

-野口は。

「ちょっとこう、人数的に外野が多いんで。もっともっと打席に立たせたいんでね。1軍と2軍と両方で、これからどんどん打席に立たせていきたいと思います」

-基礎の徹底は浸透したか。

「選手もそういう感覚は持っていると思うし、去年からずっと継続してやっていることなんで。確実性というかね、また一つ、成長した姿はあるんじゃないかと思っていますけどね」

-チームは初の連覇に向かっている。

「今年はその一点なんで。これはみんな、選手も分かっているし、首脳陣も分かっている、フロントも分かっているんで。今年はその一つに向かってみんなでやっていきたいと思います」

-今後のオープン戦は。

「札幌もありますけど、甲子園に帰って、その辺でみんなひと通り先発投手も投げると思う。3回か4回ですけど、イニング的にも。ブルペン陣も投げて。最後3カードがドームなんで雨の心配もせんでいいし、逆算していけるんで。寒さもちょっとはドームなんで助かると思うんで。最後の3カードぐらいから開幕を見据えた戦いになると思います」

-ファンもアレンパを期待。

「去年凄く思っている以上の力を発揮したと思うんですけど、これは選手にも凄く自信になっている。今年はもう、連覇というかその一つに向かって。みんな分かっているんで、とにかく一つの目標に向かってみんなでやっていきたい」

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