阪神・岡田監督 いきなり日本一オーダー 主力ズラリで24年初対外試合 “本拠地”で「顔見せや」
「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)
阪神の岡田彰布監督(66)が16日、今年初の対外試合となる17日の練習試合・楽天戦(宜野座)に“日本一オーダー”で臨むと明かした。「一番書き慣れた打順でええ」と、近本や中野、大山ら38年ぶりの栄冠に貢献した主力を惜しみなく送り出す。
隠すものは何もない。虎党が待ちに待った今季初の対外試合。注目の先発オーダーについて、岡田監督が明かした。「もう別に、東(マネジャー)に『一番書き慣れた打順でええで』と言うた」。昨季18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に輝いたオーダー。「1番・中堅」の近本から「8番・遊撃」の木浪まで“鉄板”メンバーが名を連ねることになる。
右肘を痛めて別メニュー調整となったノイジーは欠場するが、左翼には代わって野口を抜てきする。昨年11月に支配下登録を勝ち取った成長株。楽天の先発は左腕・早川が予定されており、岡田監督が「天性のもん」と称賛した圧倒的な飛距離を1軍の舞台でも証明したい。DHについては「そらミエちゃんしかいてないやろ。(打順は)9番やけど。そんなん当たり前や」とニヤリ。2年目の大化けが期待されるミエセスが打順の“しんがり”を務める。
昨年も初の対外試合は楽天戦だったが、相手のキャンプ地で行われた一戦に近本、梅野ら一部主力は帯同しなかった。一方で今年は主力野手をズラリと並べた。そこには指揮官なりのサービス精神が凝縮されていた。
「宜野座で初めてやからな。顔見せでええんや、明日は」。昨年とは違い、今年の“初陣”は虎の“本拠地”で行われる。さらに週末が重なり、1万人を超える来場者も見込まれる。「(スタメンは)みんな2打席で交代さすけどな」と打席数こそ限定するが、足を運んでくれた虎党の前で、主力の元気な姿を披露したいとの思いもある。
「明日は全員出る、みんな出るよ」と、ほとんどの野手を起用する考えを示した。主力が退いた後は井上、前川ら定位置を狙う若虎にアピールの場を与えるが、「いつも言うように最初の実戦ですぐ評価を与えるんじゃない」と繰り返した。結果を問う時期ではない。持てる力を出し尽くしてくれれば、実り多き実戦となる。
◆楽天戦予想オーダー
⑧ 近 本
④ 中 野
⑨ 森 下
③ 大 山
⑤ 佐藤輝
⑦ 野 口
② 梅 野
⑥ 木 浪
DH ミエセス
関連ニュース





