【藤田平氏の眼】特守の好影響がバット出ている阪神・佐藤輝 変則右腕・岡留は面白い存在に
「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)
デイリースポーツ評論家・藤田平氏(76)が、佐藤輝明内野手(24)のフリー打撃をチェック。特守をこなしたおかげで打撃にも好影響が出ていると分析した。
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キャンプは中盤に入った。フリー打撃をチェックした佐藤輝は、今までよりもバットが出てくるようになったように感じる。
ここまで何度も特守をこなしており、下半身ができてきた成果ではないだろうか。長いシーズンを考えれば土台を作り上げることは重要。打撃にも好影響があるし、これからも継続してノックを受けてもらいたい。
新しい打撃フォームもバットが出てくる理由の一つだろう。今年は構えた時のグリップの位置を下げて、スタンスを狭くしてステップの幅も狭い。これまではステップが大きいため、タイミングが合わずに泳がされたり、開きが早くなったりしていた。今ぐらいのステップ幅であれば、しっかり回転して打ち返すことができる。
ブルペンでは岡留の投球が目立った。右打者の内角をえぐるようなボールを投げており、実戦でも再現できれば面白い存在になる。岡田監督はブルペンで「石井は球が速くなっている」、「ゲラは楽しみ」とリリーフ投手の充実ぶりを口にしていた。変則右腕が台頭できれば、より盤石な救援陣となる。
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