阪神・岡田監督 紅白戦で負けたチームは「阪神園芸に1日いれてな」「グラウンド整備か(笑)」まさかの入門プラン【一問一答】

 「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(66)が11日に予定されている1、2軍合同紅白戦についてさまざまなアイデアを披露した。スタメンの打順を立候補制にするだけでなく、負けたチームは阪神園芸に1日入門させる?プランも。裏方スタッフを大事にする指揮官だけに「余計仕事増えてまうな」と笑った。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -具志川の若手の様子を見て。

 「そうやな、バッティングはな、時間的にみれんかったけど。ブルペンでアピールして、長いこと投げてるやつもおるし。えらいアピールしよったな、あいつ(鈴木)。100超えたよ。そらあんだけ、見られとったら、あんなになるわのお。1人で最後まで。でもええボール投げとったけどな」

 -変化がありそう。

 「去年のウエスタンの最後の方から、ようなっとったんよ。キャンプでもまあまあな。入ったときよりは、あんまりよくないらしいけど。150くらい投げるんだよな、あいつな」

 -台湾もいった。

「なあ、きょうはええボール投げとったよ」

 -引き続き見たい。

 「きょうはな。あんだけ、左ばっかり投げたら爽快やな」

 -森木は?

 「波がすごいあるってなあ。和田もいうとったけど。きょうはええ日や、いうとったで。144くらいかな?出とったけど。やっぱり、ええときと悪いときの差が、すごいあるとかいうとったな。きょうはまだええ日や。きょうはええんちゃうかなと思ったからな。きょうは、ええ日でした、やな」

 -去年と比べると。

 「去年、安芸で、こっちから、こんなんで台湾行かせたらバッターに投げられるかいうたんよ。安芸のブルペンで。だから辞退したんやで。あのボールじゃあ、あのコントロールじゃあ、試合投げんのは、キツイやろいうたんよ。去年の安芸な、11月な。最後、選ばれだったんやけどな。ちょっとこれはしんどいなと思ったからな。辞退させとけと、いうたんよ」

 -そこから比べると。

 「まあ、安定感という意味、いろんなそら、きょう1日の評価やないからな。結局な」

 -鈴木、森木といい紅白戦の楽しみができたか。

 「まあそらバッターに立った時にどういう投球するかやよな。鈴木にしても、今日みたいなボールを、バッターが立ったときに投げられるかどうかやで。若いピッチャーは、まずそこや」

 -それができれば一皮むけられる。

 「そら当然、そこで抑えたら自信になると思うし。一番は去年の岡留やんか。ここで(沖縄で)こらあかん代えよって言うて、9回な。引っかかったボールばっかりになって。だから、去年の2月やな。あれ。DeNAの試合かな?引っかかってばかりで。去年も2回くらい、(シーズン中に)ファームから推薦があったんやで。だいぶ良くなりましたって。でも、安藤(投手コーチ)に、いやあれを見てるから、1軍に呼ぶのは怖いって言うたんよ。2回くらい推薦あったけど、そういう感じで1軍に上げんかったよ。で、上げて1軍で抑えると、今年のブルペンと全然違うやんか。1年前のブルペンとえらい違いよ。若いピッチャーでそれだけ自信を付けたら変わってしまうんやから。日本シリーズも経験できたしな。負けゲームでもな。今年なんか、堂々と投げてるよ。ストレートも早くなったしな。そんだけ若いピッチャーなんか、ゲームの中でつかんだり自信を付けたら、本当に変わるよな。それはこっちがええとこで使うようにせんとな。いきなり厳しいところじゃなしにな。能力を発揮できるような場面を作ってやらなあかんかもわからんな、若いピッチャーはな」

 -鈴木もそうなる可能性がある。

 「まあそうなる…、今度紅白に投げるからな。そこが第一段階やな」

 -監督はランチ特打を見てない見ていないが、野口が7連発。

 「ああ、今日な。野口ずっとええやんか。7連発やったん。7連チャンってあんま出えへんのやろ(笑)いやいやパチンコやんけ(笑)規制かかってあんま出えへんのやんな(笑)まあでも、11月にな、あんだけ飛距離飛ばせるいうのは魅力やしいうて、それで支配下にしたわけやからな。その時点では2月のキャンプ、1軍呼ぼうと思てたし。まあ、うまいこいとオフシーズンを過ごしてな、まあ、そうやろな、アイツにしたら、そらな、育成で入ってな、1年でそないして支配下になって、チャンスはチャンスやし、そら伸び盛りというか、どのくらい伸びるか分からんよ、はっきり言うて」

 -鈴木の話。先発投手は何人いても。

 「そら、あれやんか、故障とかいろんな、何が起きるか分からへんやんそんなん」

 -若手がどんどん伸びてくれれば。

 「だいたいあれや、そこそこのピッチャー陣ていうかな、俺は8人から9人言うてたんやけどな。9人いうことは裏ローテで投げるピッチャーの控えの3人いうことやな、6人でな。だからあとの3人と裏ローテで25、6試合投げといたらな。だからやっぱり8人は最低、9人おったらちょっとは、シーズン楽に乗り切れるかなと、好不調の波があって、だから先発は8人、9人いるんよ」

 -ベテラン陣は順調そうか。

 「岩貞良かったな、おーん。岩貞が一番良かったな、今日ね。去年ちょっと岩貞な、先発いかすかも分からへん、中途半端な形でキャンプインしたからな」

 -しっかり調整して。

 「今年はまた、後ろっていうな、そういうはっきり分かってるからな、ポジションがな」

 -高校生のショート2人は。

 「まあでも、1年目でな、高校からで、守備でも見とっても別にそんな悪くないんちゃう」

 -和田2軍監督と紅白戦に向けての起用法の話は。

 「いやいや、そんなそこまでしてないけど。紅白戦って使い方って、紅白戦はみんな呼ぶやん。全部呼ぶって言うてある」

 -打順や投手の順番はコーチに任せている。

 「ピッチャーはな。ピッチャーはもう決めとって、安藤がだいたい。初日はこっちのピッチャーで9イニングやって、2日目は向こうのピッチャーで7イニングとか言うとったけどな」

 -打順は監督が。

 「いやそんな決めへんよ、しんどいやん(笑い)。そういうのは頭使うのはしんどいんよ」

 -野口は打席多めとか。

 「いやいやみんな2打席ずつしか打たさへんよ。みんな均等に、そんなん」

 -ファームの野手も。

 「そうそう」

 -野口もクリーンアップあたりを。

「知らんって(笑)。そんなん知らんって言うてるやん」

 -9イニングにこだわらない。

 「いやいや、ピッチャーはイニングがあるから9に」

 -チャンスは平等か。

 「平等もくそも、初めての紅白戦でお前、みんなのあれを見るだけやんか、別に。そこで結果が出たからどうという問題ではないんよ、そんなん。今日食堂に張ったろかなと思ったけど。ちょっと考えとったんやけどな、それは。好きな打順のところに名前を書けと(笑)早いもん順でな」

 -日本ハムの新庄監督もやっていた。

 「ああ、そう。ガラガラポンでって、あれやろ。違うやん、自分でエントリーするいうことやん。早いもんがちでな」

 -それなら1番にみんな名前書くのでは。

 「2打席や言うてるやん(笑)。そらお前、9番とかの方が守備でアピールできるやん、打順回ってくる。何を言うてんねん。逆やないか。2打席打ったことやから1番じゃ3回か4回くらいしかあれへんやん」

 -選手の心理状態が見えておもしろい。

 「いやいや、まだちょっと考えとったやけどな。やるかどうかわからんけど」

 -人間性も見えてくる。

 「そら、いろんな要素があるやないか、おーん」

 -今までそうやったことは。

 「ないない。そんなんないけども」

 -実現しそう。

 「選手の気持ちを分かるやないか。どんな気持ちでおるんかな。その何番とか。やるのがな。4番打ちたいやつもおるか分からへんやん。これから一生4番なんてないやつが(笑)。それいったろうかなと思うよな」

 -選手の心理状態が分かる。

 「早いもん勝ちいうたら先に書きにいきよるわな」

 -やるのは前日?

 「まだ分かへん。そんなんやったろうかなと思ったけどな。選手の気持ちもちょっと分かるやんか。だから木浪なんかは8番て書くかも分からんな。分からんけどな。そういう性格かも分からんし」

 -小幡。

 「小幡が4番くらい書いたりな。選手に希望というか、別に紅白やから全然関係ないからな」

 -いつ頃ひらめいた?

 「こっちきてからや。こっちきてバッティング見ながらどないしようかなと。水口に言うとったんよ。『打順なんかどうでもええで』って。なんかおもろいのないかなって思ってたんよ」

 -ファンも楽しみ。

 「ちょっと選手の気持ちも分かるような気がするやんか。書く順番を決めなあかんな。食堂にいったもん順とかやったらピッチャーの方が早いもんな。ピッチャーは関係ないけど。ピッチャーは安藤が決めとったからな。門別が頭になるんかな。2イニング。ピッチャー書いといたらだいだいこいつ打つの嫌やから反対側にするかも分からんやん。紅と白と。そういうのも選手の心理が分かるやん。こいつ門別打つの嫌やから自分とこのチームに入れたなとか。ピッチャー先にかいとくんよ。決まっているから。2イニング、2イニング、1イニング、1イニングな。だいたい自分の打順やったらこのピッチャー当たるの分かるやんか。それを避けよるかも分からんやんか。やっぱり打ちやすいピッチャー、こいつなら打てるとかな」

 -そこで敢えて1.2番に自分の名前を入れる選手がいれば面白い。

 「佐藤が門別に当たるように名前書いたらの。おおこいつ門別打ちに行っとるんやとか分かるやんか。左対左でな。そういう心理をひとつ知るのも面白いかもな。選手のな」

 -若手は食堂行くのも最後に。

 「食堂やったら若手行った時は8、9番しか空いてないかも分からんからな」

 -水口コーチの反応は。

 「水口には言うてない言うてない。水口オマエ決めとけ言うた後に監督室行って、こんなんも面白いな思ってな」

 -下村はチームドクターの診察を。

 「昨日来たわ。見たみたいやで。だいぶええ感じやから徐々に立ち投げとか始めていく言うとったわ」

 -背中?肩?肘?。

 「全体よな。アレは疲労よ。四年の時無理したんやろ。結局は。優勝とかかかってたからな」

 -次のクールから徐々に。

 「まあそうやろな。まあ別に慌てる必要ないから」

 (続けて)

 「なんかええ考えないかな…」

 -若手から打順を選ばせる手も。

 「まずスタメンでいくやつをお前。18人な。DH入れたらな。10人攻撃でもええんやけどな。こっちが20やからな。まあ捕手いるからな。捕手抜いたらちょうど18人でな。9番までになるんやけど。9番でもDH入れてな。ポジションとDHだけ決めてやればええんや。2人ずつ。どっちが白と紅か分からんのやから」

 -負けた方に“おしおき”は?

 「芝生の整備とかな。グラウンド整備か(笑)阪神園芸に1日いれてな。金沢の仕事が?余計増えてな(笑)」

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