阪神・門別は“昌2世” 山本昌氏が絶賛「本当に欠点ない」 球速UPでのローテ入り太鼓判

 山本昌氏(右)と言葉を交わす門別
 野球教室を終えた子どもたちにサイン色紙をプレゼントする門別(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神の門別啓人投手(19)が元中日の山本昌氏(58)から絶賛された。

 高卒2年目の左腕から繰り出される剛球に、通算219勝を挙げた“伝説の左腕”もくぎ付けとなった。山本氏は岡田監督から「あそこにおるのが“昌2世”や」と門別を紹介されたと明かしつつ、「僕より全然球速いですから。フォームのバランスもいいし、真上から投げられる。本当に欠点がない。もっと体ができてくると3、4キロボールが走るようになる。そうなったらローテーションに入っている」と惜しみない賛辞を贈った。

 やむことのない周囲からの称賛。プロ未勝利の19歳にとっては重圧となってもおかしくはないが、「素直にうれしいです。全然プレッシャーとか感じない。見てもらえるのはうれしいと思います」と、まだあどけなさの残る童顔を崩した。

著書「参考に」

 39歳上となる山本氏の現役時代は目の当たりにしていないが、意外な接点があった。虎風荘にある山本氏の著書に目を通し、体重移動の意識を実際に取り入れたという。「参考になっています」と“レジェンド”の神髄を投球に生かしている。さらに山本氏が50歳までマウンドに立ち続けたことにも「投げられなくなるまで、体が動かなくなるまで続けたい」とはるか未来まで見つめた。

 この日は今キャンプ3度目のブルペン入りで坂本を相手に37球を投じた。「試しに投げてみようか」と変化球を初めて解禁し、カーブとツーシームも織り交ぜた。第1クールの4日間を終え「一番怖いのはケガなので、ケガだけしないように第2クールも終えられたら」と総括した。虎のブルペンから放たれる、まばゆい輝きは増すばかりだ。

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