阪神・岩崎の心遣いでドラ2椎葉溶け込めた 先乗り自主トレに岩貞と合流 さすがの環境作り「早く慣れれば」
調整を一任され、2軍キャンプスタートとなった阪神・岩崎優投手(32)と岩貞祐太投手(32)が30日、先乗り合同自主トレに合流。異例とも思える行動にも、岩崎は「去年もそうしたんで」、岩貞は「やることは変わらず、シーズンに向けてしっかり技術を高めていきたい」と話した。
岩崎はいきなり“大黒柱”としての心遣いも見せた。新人から唯一参加している椎葉は前日、「自分からあんましゃべりに行けたりしないんで…。なんか一ファンとして見てしまいました」と先輩に囲まれる練習環境に、なじめていないことを明かしていた。
そんな様子をすぐ察知した。投手全員で行ったノック練習の際、一塁ベースカバーに入った岩崎が、タイミングを外すようにいきなりスピードを上げ、椎葉の投げた球を“わざと”捕らないような動きを見せた。他の選手からは「やばいやばい!」など愛のいじりが飛んだが、「大丈夫だよー!」と優しくフォローする声も。和やかな空気が流れ、椎葉はみんなに溶け込むことができた。
「早く慣れればいいかなと思って」と話した岩崎。具志川でも「見ながらやります」とブルペン同様、年長者として環境作りを行っていく。