阪神ドラ1下村は椎葉の剛速球にびっくり 新人合同自主トレスタート

 打撃練習する下村(左)=撮影・石井剣太郎
 下村にバットを手渡す椎葉(左)=撮影・石井剣太郎
 トス打撃で投げ込む下村(撮影・田中太一)
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 阪神は9日、鳴尾浜球場で新人合同自主トレを開始し、新人8選手全員が参加した。10時から開始し、岡田監督をはじめ、多くのコーチ陣やスカウト陣などが見守る中、ポールと中堅の間のダッシュやキャッチボールなどを行い、約4時間汗を流した。

 ドラフト1位・下村海翔投手(21)=青学大=は「まだユニホームは着てないんですけど、きょうこうしてみんなで練習が始まって、ようやくというか、スタートしたなって感じです」と率直な感想を明かした。アップ後には岡田監督から「焦る必要はない」と訓示を受け、「自分も一番はけがをしないっていうところをこの1年間目標にしようと思ってるので」と下村。春季キャンプの目標にも「けがなく完走すること」を掲げた。

 キャッチボールをしたドラフト2位・椎葉剛投手(21)=四国ILp徳島=については「ボールが強くて。すごいボール投げてるなと感じました」と驚いた様子。「同期8人とまずはしっかりコミュニケーション取って、みんなで2月に向けて準備できたら。2連覇に向かってチームに少しでも貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 下村を驚かせた剛速球を披露した椎葉だが、本人は「きょうは『軽く投げろ』と言われていたので6割くらいです」と明かし、下村については「やっぱりすごいなと。足も速かったです」と話した。続けて「キャンプに100%に合わせられるように、しっかり体を作っていきたい。開幕1軍を目指して頑張りたい」と宣言した。

 ドラフト3位・山田脩也内野手(18)=仙台育英=は「最初は緊張していたんですけど、同期の人と色々コミュニケーションを取りながら、しっかりできたので良かった」と笑顔。キャッチボールは同じ高卒内野手のドラフト4位・百崎(東海大熊本星翔)と行い、「身近にいいライバルがいるので、お互い高め合っていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

 7日の入寮では新大阪で迷子になったこともあり、「一日でも早く関西に慣れていきたい」と話し、「(地元・仙台からは)遠くて、見に来られる方は少ないと思うんですけど、SNSとかあるので、自分が活躍して、皆さんに感動や勇気を与えられるような、選手になっていきたい」と力を込めた。

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