阪神からドラフト１位指名を受けた下村海翔投手（２１）＝青学大＝が２６日、横浜市内のホテルで入団交渉を行い、契約金１億円プラス出来高５０００万円、年俸１６００万円で仮契約を結んだ。（金額は推定）

　下村は「最後の神宮大会が終わって、ようやく実感がわいてきたなという感じがします」と心境を明かし、契約金の使い道については「両親にはお世話になったので、何か親孝行できればないいなと思います」と話した。

　１年目の目標については「１年間ケガなくやりきるというところを目標にして、その中で結果を残して新人王というところも狙えるようになったらいいなと思います」と意気込んだ。

　獲得したいタイトルには目標としている阪神・村上が今年輝いた「最優秀防御率」を挙げ、「やっぱり大学とプロでは試合数の多さが全然違う。１年間しっかりシーズン通してやり抜く体力は重点的に鍛え上げていかないといけないとなと思います」とプロへ向けての準備も進めている。

　「苦労することもたくさんあると思うんですけど、それでもあきらめずに向上心をもってやりきりたい。息の長い選手、ファンから愛されるというのを目標に」と力を込めた。