中川圭太に阪神4年10億円規模準備 FA宣言なら即アタック DH制見据えて右の強打者補強へ
阪神がオリックスの中川圭太内野手(30)が国内FA権を行使した場合に備え、最大4年総額10億円規模の大型契約を準備していることが30日、分かった。29日にFA権行使の申請期間が始まり、中川の動向次第で交渉解禁後に即アタックするとみられる。来季からセ・リーグでもDH制が導入され、一塁と外野を守る中川は補強ポイントと合致する。18年オフの西勇輝投手(オリックス)以来、8年ぶりのFA補強へ本腰を入れる。
阪神が中川の獲得へ本格的に動き出していることが判明した。29日にFA権行使の申請期間が始まり、11月9日が期限。中川が国内FA権の行使を決断した場合、球団は交渉解禁後に即アタックへ踏み切るようだ。用意しているのは最大4年総額10億円規模の大型契約。3連覇へ、補強への本気度が伝わってくる。
中川は今季年俸1億円(推定)とみられ、阪神は年俸だけでも倍増での提示が見込まれる。加えて、出来高をつけることでオリックスとの争奪戦にリードしようとしている。FAでの補強となれば、18年オフに獲得した西勇(オリックス)以来、8年ぶりとなる。
中川は補強ポイントに合致する。セ・リーグでも来季からDH制の導入が決定。今季は先発出場した全104試合で外野出場だったが、内野手登録であるように一塁を守ることもできる。レギュラーが定まらなかった左翼だけでなく、大山のバックアップ、そしてDHでの起用と幅が広がる。
打線の核だった佐藤輝がポスティングで米大リーグ移籍を目指し、抜けるとなれば得点力が不安視される。この日も嶌村球団本部長が「生え抜きで戦える時期が理想型」としながら、「FA選手であったり、外国人選手であったり、トレードであったり、というところが重要視される」と今オフは積極的な補強に乗り出す姿勢を見せている。
中川が加われば25年には全打順で先発したように、打席でもさまざまな役割を任せられる。今季は打率・252、6本塁打、33打点。23、25年には12本塁打と長打力も持ち合わせている。大阪府阪南市の出身でPL学園では主将を務めた。東洋大では村上の2学年先輩で、シーズン中もあいさつを交わすなどチームにもすぐなじめそうだ。
今後は中川の動向に注視しながら、広島の床田や楽天の太田、中日の上林、ロッテの小島らも調査を続けていく。まずはウイークポイントとなっている右の強打者の獲得へ、万全の準備を進めている。
◆中川 圭太(なかがわ・けいた)1996年4月12日生まれ、30歳。大阪府出身。180センチ、76キロ。右投げ右打ち。登録は内野手ながら26年は外野で109試合出場。PL学園から東洋大を経て18年度ドラフト7位でオリックスへ入団し「PL学園最後のプロ野球選手」として話題に。19年4月20日・楽天戦でプロ初出場。19年交流戦では打率・386で首位打者。22年は自身初の規定打席到達。23年は自身初の2桁となる12本塁打でリーグ3連覇に貢献。ベストナイン1回(25年)。
