阪神は１４日、育成の野口恭佑外野手（２３）と支配下選手契約を結んだと発表した。契約金は１０００万円、年俸は４２０万円（金額は推定）。この日、契約更改の場で嶌村本部長から伝えられたといい、「本当にうれしい気持ちだった」と笑顔を見せ、「本当に知らされてなかったので、びっくりした」とも明かした。

　球団からの話については「一年間通しての成績と、緊張しすぎてあんまり覚えてない。でも本当に来年も頑張れということで」と話した。

　今季、７月末の支配下登録は叶わなかったが、８月にウエスタンで４本塁打を放つなど持ち味を発揮。２軍戦６７試合出場で打率・３０３（１９８打数６０安打）、６本塁打、１８打点を記録した。

　「いろんな人から『支配下なれなかったけどまた来年に向けて始まってるから』ということを言葉いただいたので、本当に来年に向けてやるというのは強く意識してやっていたのでそこはよかった」と思わぬタイミングで支配下をつかみとったことを喜び、「本当にみなさんに道具をたくさんいただいたりとかしたので、選手の先輩たちもそうですし、トレーナー、監督コーチたちに感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

　アピールポイントにバッティングを挙げ、「数字は全然意識はしてなかったので、とりあえず１軍キャンプに呼ばれて、オープン戦に出て１軍の舞台で早くプレーできたらという目標はあります」と力を込めた。