阪神・前川 来季は「勝負の年」 岡田監督の若手底上げ宣言に呼応 「覚悟を持って挑みたい」

 阪神・前川右京外野手(20)が7日、岡田監督が前日の会見で連覇へ向けて、若手選手を安芸キャンプで鍛えると言及したことを受け、闘志を燃やした。

 「日本シリーズは最終的なメンバーに入れず、やっぱり一番は悔しい思い。今年ちょっとでもやれたところがあったので、来年に生かさないと。勝負の年。本当に覚悟を持って挑みたい」

 岡田監督は「(安芸は)若い選手ばっかりになると思うんですけどね。来シーズンの新しい戦力として鍛える」と秋季キャンプは、若手選手の底上げの期間にしたいと考えている。

 安芸キャンプ第2クール初日。前川はシート打撃でも気合の入った打撃を見せた。対戦した森木から右前打を放ち、鈴木との対戦では鋭い当たりの右直だった。「しっかり自分の軸を持ってちゃんと振る」というテーマを抱き、好感覚を維持しているという。

 今季は1軍で33試合に出場し、打率・255、0本塁打、7打点と躍動した。ただ、8月に体調不良で登録抹消後は2軍生活が続き、1年間戦えなかったことが悔しい。「離脱したら話にならない。体のコンディショニングを整えてやったらある程度勝負できると思う」。来年は必ずやる。そのために、安芸で振り込む日々は続く。

 苦手な守備も向上させたい考え。「守備、送球の安定性は大事。守れなかったら途中で代えられると思うので」。当然、見据えるのは外野の定位置奪取。控えに甘んじるつもりはない。その覚悟を胸に、鍛錬を重ねていく。

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