阪神 痛恨の連敗で1勝2敗と黒星先行 地の利生かせず 1点差に追い上げるも岡田監督は渋い表情

 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-5オリックス・バファローズ」(31日、甲子園球場)

 9年ぶりに甲子園で日本シリーズが開催されたが、阪神は地の利を生かせず、甲子園3連戦の初戦を取ることができなかった。これで1勝2敗となり、オリックスにリードを許した。

 先発の伊藤将は、今季ワーストとなる5回5安打4失点で降板。四回までは最少失点にまとめていたが、五回が悔しい投球内容となった。

 初回は2死から森に中前打を許したが、続く頓宮を中飛に抑え、計14球で3アウトを刻んだ。二、三回は三者凡退と快調に投げ進めていたが、1点リードの四回に頓宮に中堅左に同点ソロを許した。

 投手戦が続くとみられたが、五回に伊藤将がつかまる。無死一、三塁から広岡の遊ゴロ併殺崩れの間に勝ち越しを許すと、東の投前に転がった送りバントを二塁に悪送球。中川圭は二飛に仕留めたが、ここまで10打数無安打と湿っていた宗に日本シリーズ初安打となる右中間への2点適時二塁打を許して一挙3失点だ。

 甲子園では通算15勝5敗の勝率・750を誇る左腕が自らのミスも重なり、2年連続日本一を狙うオリックス打線につかまった。4失点は今季ワーストタイとなった。

 打線は二回に坂本の併殺崩れの間に先制点を奪取したが、相手先発・東に苦戦。チャンスを演出しながらも、本塁が遠い展開が続いていた。ただ、4点を追う七回だった。1死満塁で中野の一ゴロの間に三走が本塁に生還。なおも2死二、三塁で森下が日本シリーズ初打点となる右前2点適時打を放ち、1点差に詰め寄ったが、八、九回は宇田川、平野佳に封じられ、スタンドからはため息が漏れた。

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