阪神・西勇 2死から四球で…無念KO 古巣に3回2/3を4失点「勝負球が甘かったのが残念」
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ8-0阪神タイガース」(29日、京セラドーム大阪)
プロ15年目で初めて上がった日本シリーズのマウンドは、無残な結果に終わった。阪神・西勇が3回2/3を6安打4失点でKO。シーズン終盤に安定感を取り戻し、頂上決戦での勝利を託されたが、古巣の猛牛打線にのみ込まれた。先発の役目を果たせず、「全体的に1個ボールが甘かった感じです。勝負球が甘かったのが残念なところ」と悔しさをにじませた。
三回に自らの失策も絡んで先制点を献上した。広岡に左前打を許すと、西野の打席でけん制が悪送球となって2死二塁に。持ち味の粘りを発揮したい場面だったが、西野に右中間を破られる適時三塁打を浴びた。
歯車に狂いが生じると、四回には悪夢が待っていた。2死からの宗への四球が惨劇の幕開け。紅林の当たりが右前に落ちて2死一、三塁にピンチが広がると、野口には二遊間を破られ失点。火のついた打線は広岡と中川がいずれも左前打で続き、3者連続適時打を浴びせられ、うつむきながらベンチへ戻った。
無念の背信投球で星取りをタイに戻すことになった。「自分ができることは限られた中で、全力で応援するしかない。雰囲気を変えられるように」。甲子園では仲間を信じて、後方支援に回る。
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