阪神 8-0快勝から一転、0-8完封負け 前夜は球団新記録13安打の打線が沈黙 史上初の珍事

4回途中、降板する西勇(左)と、ベンチに座る岡田監督(撮影・高部洋祐)
6回、ショートライナーに終わってベンチへ引き揚げる森下(1)に目をやる岡田監督(中央)=撮影・立川洋一郎
7回、降板となる岡留(右)=撮影・中田匡峻
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 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ8-0阪神タイガース」(29日、京セラドーム大阪)

 前日の第1戦は球団新記録の13安打8得点と爆発した阪神打線だったが、この日は沈黙。相手先発・宮城に6回無失点に封じ込まれるなど完封負けを喫した。

 1点を追う四回は大山、佐藤輝の連打などで2死一、二塁とチャンスを作るも、ノイジーが空振り三振に倒れた。

 前日3安打の中野が、マルチ安打と四球で3出塁とこの日も奮闘したが、後続が生かすことができなかった。

 古巣相手に第2戦の先発を任された西勇は3回2/3を6安打4失点でKO。三回に先制を許すと、四回に2死からの4連打で一挙3点を失った。

 2番手・ビーズリーは2回1/3を無失点。だが、0-4の七回に登板した3番手・岡留が四球と安打などで2死満塁と危機を招くと、代わった島本が代打・ゴンザレスに左中間フェンス直撃の3点適時二塁打を献上して、さらに突き放されてしまった。八回にも小幡、大山の失策が絡んで1失点した。

 初戦の8-0快勝から一転、この日は0-8での大惨敗。日本シリーズ1、2戦での同スコアによる完封折り返しは、シリーズ史上初の珍事となった。

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