阪神・湯浅 圧投3人斬り披露 日本シリーズへ「状態上げたい」
「フェニックス・リーグ、阪神タイガース12-8東北楽天ゴールデンイーグルス」(25日、アイビースタジアム)
成長と調整の両にらみで、南国の地で腕を振る。阪神・湯浅が七回から3番手で登板し、1回三者凡退の快投。最速151キロをマークし、圧巻の投球を披露した。
縦スライダー、フォークなど変化球を多めに投じ、「感覚的にもだんだん良くなってきているのでいろいろ試しながら」と試行錯誤の中での投球。2死からは吉野を低めフォークで空振り三振に切り、笑みを浮かべてベンチへと帰還した。
左脇腹の筋挫傷から完全復活を目指す段階だが、日本シリーズの40人枠に入る可能性も残されている。「フェニックスで試せることは試しながら、(日本シリーズに向けて)状態も上げたいなと思っています」。頂上決戦への備えも充実させながら、進化のタネも見いだしていく。