阪神 15年ドラ1高山、北條、板山、山本ら8選手に戦力外通告 高山「悔しい」7選手が現役続行希望
阪神は3日、北條史也内野手、山本泰寛内野手、高山俊外野手、板山祐太郎外野手、小林慶祐投手、渡辺雄大投手、二保旭投手、育成の望月惇志投手の8選手に対して、来季の契約を結ばないことを通達した。今後について、望月のみが未定で、そのほか7選手は現役続行を希望した。
北條は12年にドラフト2位で入団。16年に初の開幕1軍入りを果たして、自己最多の122試合に出場した。ケガに泣かされることも多く、21年10月には左肩を手術。今年は1軍出場がなく、2軍で78試合に出場し、打率・234、2本塁打、19打点だった。
阪神での選手生活について、「ちょっとは予想してたんで。まあ、そこまで頭真っ白っていうことではないんで。11年お世話になって球団には感謝しています」とコメント。現役続行を目指すという。同期の藤浪(オリオールズ)にも連絡したとし、「僕もあいつの刺激を受けて頑張ってきたけど、ダメだったっていう話と。ポストシーズン頑張って、ていうのは伝えました」と明かした。
高山は15年のドラフト1位で、16年開幕戦でスタメンデビュー。136安打で当時の球団新人記録をマークし、打率・275、8本塁打、65打点で新人王を獲得した。だが、2年目以降は出場機会を減らして、21年と今年は1軍出場なし。今年は2軍で92試合に出場し、打率・249、9本塁打、37打点。
高山は入団からの8年間を「本当にいい思い出もありますし、悔しい思い出もあります」と総括。今後については現役続行を望んで、「現役でやりたい気持ちはもちろんあるので。練習を続けていきたいなと思いますね」とした。
山本は巨人からのトレードで21年入団。22年に86試合に出場したが、今年1軍出場はなかった。小林は20年にオリックスからトレード加入。今年の1軍登板は1試合にとどまったが、2軍ではウエスタン最多タイの16セーブを挙げた。