阪神が今季5度目の引き分け 才木10回無失点の力投も2桁勝利は絶望的 延長では木浪&小幡に危ない場面も

 タッチを交わす中野(51)ら阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 11回、小幡へのビーンボールに対し、厳しい表情でベンチを出る岡田監督(撮影・高部洋祐)
 11回、きわどい球をよける小幡(撮影・飯室逸平)
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 「中日ドラゴンズ0-0阪神タイガース」(24日、バンテリンドーム)

 阪神は今季5度目の引き分けとなった。両軍無得点のまま延長十二回を戦い抜いた。

 リーグ優勝を果たした9月14日・巨人戦以来(甲子園)の先発となった才木は、序盤から好投を続けた。初回は1死から大島に右前打を打たれたが、後続は簡単にピシャリ。二回から四回までは3イニング連続で三者凡退に仕留めた。

 中盤に入っても球速155キロを計測するなど、持ち味の剛速球がうなりを上げた。相手先発・柳との両者譲らぬ投手戦が展開されたが、一歩も引く様子はなかった。七回は2死一、二塁とピンチを広げ、代打・宇佐見と対戦。3球で3ボールとなったが、ここからカウントを立て直し、フルカウントからフォークを投じ、一ゴロで切り抜けた。

 打席が回ってくる度に、ベンチでヘルメットをかぶって岡田監督に続投を猛アピール。自己最長の10回無失点、130球と気迫の投球を見せたが、9勝目の権利を手にすることはできなかった。

 打線は試合前に走塁練習を行っていなかった近本がスタメンを外れ、代わりに「1番・中堅」で小野寺が起用された。三回まで9人連続無安打だったが、四回先頭の小野寺がチーム初安打とする中前打を放った。しかし、続く中野が二ゴロ併殺打に倒れ、生かすことができなかった。

 ただ、最多安打のタイトル獲得の可能性がある中野はきっちり安打も決めた。七回1死走者なし。カウント2-2から柳の145キロ直球を中前にはじき返した。さらに延長十回には左前打を放って最多安打争いで単独トップに立った。

 延長に入ってからは3イニング連続で得点圏に走者を進めたが、決定打を放てなかった阪神。延長十一回には木浪の死球&小幡の顔面付近へのボールで岡田監督がベンチを飛び出し、球審に確認する場面もあった。

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