阪神・岡田監督が不安吐露 CSへ2週間超の実戦ブランク「1日(終了)の18日(開幕)やろ」紅白戦では「無理無理」

 「広島東洋カープ3-9阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 18年ぶりのリーグ制覇を果たし、この日の広島戦でも16安打9得点で大勝した阪神。だが岡田彰布監督(65)は試合後、ある不安を吐露した。シーズン終了からCSファイナルSまでの実戦間隔問題だ。

 「1日(終了)の18日(CSファイナルS初戦)やろ?2週間以上あるから」と語った指揮官。現状の日程が順調に消化されれば10月1日の広島戦(マツダ)で今季最終戦を迎え、甲子園で開幕するCSファイナルSは同18日。2週間以上も実戦間隔が空いてしまうことになる。

 「今、みんなにフェニックス(リーグ)とかいろんなあれで、うまいこと実戦できるようにな。そうじゃないと、あんまり長すぎてもなあ」と岡田監督。その上で「コーチに言うてあるからなあ。まだどういう形になるか分からんけど、社会人チームと練習試合してもなあ、やっぱり難しいわな」と語り、紅白戦では?の問いに「いやいや、無理無理」と断言した。

 実戦間隔の開きがチームに及ぼす影響を岡田監督は痛いほど痛感している。2005年の日本シリーズ、プレーオフを勝ち上がってきたロッテに4連敗を食らった。トータルスコアの「33-4」が示すように、勢いの差を見せつけられた。

 阪神にとっては初のファイナルSからのスタートとなり、1勝のアドバンテージがあるものの、ファーストSを勝ち上がってきたチームの勢いを封じ込められるかがカギになる。

 紅白戦は同じチームとの対戦だけに、投手が内角へ投げづらいなど、本番の調整とは言いがたい。特に投手陣はコントロールが生命線の投手が多いだけに、対外試合で対戦する方が効果的だ。

 シーズン残り13試合はタイトル争いと同時に、CSへ戦力の見極めを行っていく方針を示している指揮官。その後に訪れる調整問題についても検討を重ねていく。

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