阪神 6連勝で優勝マジック10 岡田監督「いやいや大したもんと思うよ」森下&佐藤輝がアベック弾 村上10勝目

 「阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(8日、甲子園球場)

 2位・広島との3連戦初戦に勝利し、今季5度目の6連勝。優勝マジックは2つ減り、「10」となった。

 岡田監督は「いやいや、大したもんと思うよ。浮かれたとかなくて。これは地道にな、2月から俺が監督に代わって、やることというか(理解して)そういうのの積み重ねで勝ち星を重ねたから。まあ、普段通りというか、普通通りやればいい結果が出るという、そういう平常心というかな。自分らの野球をいたら、というのが何か見えるよな」と選手達の成長と奮闘を手放しでたたえた。

 試合は黄金ルーキーのド派手な一発で主導権を握った。初回2死。森下が床田のカーブを捉え、左翼スタンドに運ぶ今季10号ソロを放った。球団新人年右打者の2桁本塁打は1980年の岡田彰布以来、43年ぶりとなった。

 二回先頭では佐藤輝がバックスクリーン右に突き刺す今季18号ソロ。自身初の甲子園2桁本塁打を記録した。今季2度目の森下とのアベックアーチ。ドラ1スラッガーコンビの躍動で序盤から流れをつかみきった。球団生え抜き左打者の甲子園2桁本塁打はラッキーゾーン撤去後は初の快挙となった。

 また、佐藤輝はこれでルーキーイヤーから3年連続シーズン100安打。同期入団の中野も既に新人年からのシーズン100安打を達成しており、同一球団2選手の新人年からの3年連続シーズン100安打達成は、NPB史上初となった。

 五回には木浪の右前適時打、2点差に迫られた八回には大山が左翼線に適時二塁打を放って突き放した。

 投げては先発・村上が7回1/3を6安打1失点と好投。初回から2イニング連続三者凡退に抑えるなどテンポの良い投球で広島打線を圧倒。八回1死三塁で松山に右越え適時二塁打を浴びたところで降板となったが、自身初2桁勝利となる10勝目を手にした。

 お立ち台に上がった村上は「アイブラック兄弟が2点を取ってくれたので、とても楽に投げることができました」と佐藤輝と森下の一発攻勢に感謝し、2桁10勝目には「とてもうれしいです」と目尻を下げた。

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