阪神・岡田監督「まだ8本差あるでしょ(笑)」森下が自身以来の球団新人右打者2桁本塁打到達にも

 5回、木浪が適時打を放ち、喜ぶ岡田監督(中央)=撮影・北村雅宏
 9回、最後の打者となった西川の打球を捕球する近本(撮影・中田匡峻)
 二桁勝利を挙げ、ファンの声援に応える村上(撮影・北村雅宏)
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 「阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(8日、甲子園球場)

 阪神が2位・広島との直接対決初戦を一発攻勢で制し、今季5度目の6連勝。ゲーム差を9に広げ、優勝マジックを2個減らして10とした。

 初回に森下が先制の10号ソロ。二回には佐藤輝がバックスクリーンに18号ソロ。五回には木浪の右前適時打、八回には大山の適時二塁打で加点した。投げては村上が八回途中1失点の好投で自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げた。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

(テレビインタビュー)

-岡田監督にとって試合のポイントは。

「いやいや、もう先発の村上ですね。相手も、防御率争ってるというか、そんな点は取れないなと思ってたんですけどね。だから、まあ、ね。あっこまで0点に抑えて、ナイスピッチングやったですね」

-評価できる部分は。

「いやもう、いつも通りというか、無四球じゃないかな?無四球でしょ?低めに、コントロールよくいくし、5回くらいまで安心してみてましたけどね」

-2桁勝利。

「いやいや、どうだろう。本人もね、キャンプから、そんなの全然思ってなかったと思うし。ね。先発ローテーション入ってからのピッチングをみていると、2桁勝つんじゃないかなーとはね、そういう感じはしてましたけど」

-先発ローテの軸になった。

「そうですね」

-島本、岩崎と盤石のリレー。

「いやいや、八回まででね。あと1イニングで、イニングもあるんでね。村上ね。打順的に、もう1イニングいけるかなと思ったんですけど、用意してたんでね。もし、1点とられたらね。だからまあ、ちょっとね、あっこで長打2本出るとは思わなかったんですけど、ね。もったいなかったかもわからないですね」

-岩崎が自己記録更新の30セーブ。

「あぁ、そうですね。最後の1点もね、八回の1点も大きかったと思うしね。打順的にちょうど中軸に回ったんですけど、本当にずっとねいいピッチングをしてくれていますね」

-若い2人の本塁打で主導権を握った。

「森下のホームランがね、初回大きかったですね。あれから(床田が)ほとんどカーブを投げられなくなったみたいでね。まあだから、そんなにヒット、連打は期待できないなと思っていたので、本当に大きなホームランですね」

-球団の新人右打者で2桁本塁打は1980年の岡田彰布選手以来。

「ああそうですか。いやいや、まだ8本差あるでしょ」(場内笑い)

-そうですね、ご自身は18本でしたから。

「そうです、はいはい」

-佐藤輝はここ5試合で3本塁打。

「いや、ねえ、他の打席もね、そんなに内容的にも悪くないし。何かちょっとつかんだて言うたらおかしいですけど、何か、そういう感じに見えますね。打席の感じで」

-初戦を取った意味合い。

「いやいや。これはすごく大きいし。まあ、明日投げるね、大竹にもすごく大きな刺激になったんじゃないですか。村上が10勝したんでね」

-9月負けなし6連勝、マジック10。

「いやいや、すぐ減らないんで、それはもっと減ってからですね、意識すんのはね、もうちょっと減ってから(笑)」

(囲み取材に移り)

-強い勝ち方。

「そうやなあ、今日はもう2点、2点ぐらいかなあっていう感じやったからな、最初から。そら相手も防御率もあったから、なかなかそんなね、連打っていうか点は取れんと思てたからなあ」

-昨日は村上に楽しんで投げたらいいと。

「今日は楽しむものなんか普通に投げとったなあ(笑)。いつも通り投げてたんちゃう?初回ポンとなあ、三者凡退でいったからなあ、全然そういう何も、なんていうかプレッシャーとかそういうのもな、何も無しで、普段通りにね、マウンド上がって投げてるなあと思ったねえ」

-今年から出てきたピッチャー。感心するか。

「いやいや、そらあ、誰も思てないやんか、この時期に村上がこんなピッチングするとはねえ(笑)。まあ、勝ち星積み重ねて、ローテーション入って、自信やろうな。やっぱり、こう続けるのはな」

-近本が帰ってきた。

「そうよな。1本出たし、うん。最後もな走らそう思たけど、もう止めた。もう、あんま無理する必要ないし。まあ、森下が(交代せず)3番に入ってたら、中野にバントさせてたけど」

-バント失敗で嫌な流れで大山が。

「いやいや、間いったら帰ってくると思とったからな。ちょうど二塁打言うとったんや、ベンチで」

-森下が途中交代した。

「いや、何か跳ね返りが当たったみたいやな。こめかみか何か言うてたから。いや、何かちょっと頭やから。うん。まあ、そんな、あそこまでいったら別に無理する必要ないしな」

-明日以降は。

「いや、大丈夫やろ。もうベンチ座っとったから。一瞬、なんかボーッとしたとか言うてたから。まあ、頭のことやからな。危ないから」

-マジックは1桁に減ってから?

「まあ、急に。そんな。減っても2つずつやからな。おーん。まあ、もうちょっと楽しめるやんか(笑)。ゆっくりと」

-村上だけでなく、選手は重圧を感じていない。

「きょうも普通通りやってたよな、みんななあ」

-そんな選手たちをどう思う?

「いやいや、大したもんと思うよ。そういう浮かれたというかなくて。これは地道にな、2月から、俺が監督に代わってやることというか(理解して)そういうのの積み重ねで、勝ち星を重ねたから。まあ、普段通りというか、普通通りやればいい結果がでるという、そういう平常心というかな。自分らの野球をしたら、というのが何か見えるよな」

-マジックを楽しむというが、順調に減っている。

「そや。まあ減るのはええやんか。でも増えへんから別に。はよ記事書かなあかんもんな」

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