阪神・岡田監督 5時間16分の激闘を制し「もう、あんま覚えてないですね」「ポイントはどこか分からない(笑)」

 11回、選手交代を告げる岡田監督(撮影・山口登)
 敗戦がなくなり、ベンチで一息つく岡田監督(右端)=撮影・飯室逸平
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 「阪神タイガース4-3東京ヤクルトスワローズ」(12日、京セラドーム大阪)

 阪神は初回に2点を先制しながら、先発の青柳晃洋投手が5回5安打3四死球の3失点と逆転を許す試合展開。六回に坂本誠志郎捕手のセーフティースクイズで同点に追いつくと、救援6投手が無失点リレーでつなぎ、延長十二回無死満塁から、佐藤輝明内野手がプロ初のサヨナラ打となる中犠飛を放って今季2度目の9連勝を飾り、貯金を今季最多の23とした。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

 (テレビインタビュー)

 -今季最長の試合を勝ちきった。

 「いやいや、長かったなと思ってますよ」

-心地よい疲れ?

 「いやいや、心地はよくないですね」

-今日の試合のポイントは?

 「ポイント…、ポイントはどこかわからないですね(笑)。ポイントは。もうね、序盤はもう、あんま覚えてないですね」

 -初回は大山の遊ゴロの間、六回はセーフティースクイズで得点。攻撃陣は。

 「いやいや、まあ、今日はそんなね、昨日もタイムリー出なかったけど、今日はヒットもそんなに出なかったし、まあ、ね。裏だからまず同点っていうのはあったんでね。その辺からですね、膠着したのは」

 -十二回は中野が出て佐藤輝が決めた。

 「いやいや、もう負けはないんで。別に引き分けでも良いし。楽なもんですよ、それは。それは勝ちにつながってね、中野の二塁打で、あ、これはいけるなっていう感じになりましたね」

 -青柳の後、リリーフ6人が無失点だった。

 「いやいや、それはもう今日は桐敷も2回だし、及川もあそこよくね。最初から申告敬遠はちょっと悪いかなと思ったから。予定通りですけどね。それは先発(の降板)が早かったからね、それは」

 -9連勝。

 「いやいや、別に何とも思ってないですよ。毎試合毎試合勝つためにやってるだけで。積み重ねですからね」

 -明日は伊藤将。

 「いやいや普通にやるだけですよ。別にゲーム前から勝ちにいってないし。普通にやろうと。それだけやから」

 (囲み取材)

 「もう間に合わんやろ?もうええやん。間に合わんやろ」

 -同点のスクイズのサインは出しにくい?

 「いやいや、そんなことはないよ。最初からもう」

 -まず追いつくことが。

 「そうそうそう。昨日も言ったけど、久々の後攻やから。助かったわ、ゲッツーでな。桐敷が2イニングいけたからな。あの(木浪の)ゲッツーが一番大きかったなあ。一人足らんところや、ピッチャー。その時点では十二回いくと思ってないけどな」

 -青柳は。

 「もういっぱいよ。そんなん全然」

 -点の取られ方が悪い。

 「悪いというか、ピッチャーの押し出しとワイルドピッチじゃのお」

 -次は?

 「わからん、そんな分からへん。ピッチャー余ってるのに、投げるの待ってるんやから。今日みたいなピッチングしてたらあかんわな、当然」

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