阪神・新助っ人ブルワー “宝刀”カットボールにビーズリー太鼓判 「曲がりがすごく遅い。すごい武器に」

 キャッチボールをするブルワー(撮影・中田匡峻)
 ビーズリー(後方)と変化球の握りについて話すブルワー
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 阪神は7日、甲子園球場の室内で投手指名練習を行い、新外国人のコルテン・ブルワー投手(30)=前ヤンキース3A=も休日返上で参加した。キャッチボールの相手を務めたビーズリーは、変化のタイミングが遅いブルワーの球質に「すごい武器になる」と太鼓判。8日からの巨人3連戦(東京ド)に先発する西純、ビーズリー、才木らも汗を流した。

 ベールに包まれた新助っ人の“宝刀”。ブルワーのカットボールに盟友ビーズリーがお墨付きを与えた。

 室内練習場で行われたキャッチボールで、2人は互いの球筋や球質を確かめるように白球を投げ合った。ブルワーの右腕から投じられたボールは、直球の軌道を描きながら捕球を試みたビーズリーの寸前でかすかに変化した。「曲がりがすごく遅かったので捕り損ねました。目の前で曲がる。ピッチャーにとってすごい武器になる。ちょっと痛かったです」。練習後、グラブを外したビーズリーは赤みがかった左手を見せながら苦笑いした。

 曲がりの遅いカットボールは直球との見分けがつきにくく、打者のタイミングを外す有効な一手となる。NPB球を握って数日のブルワーも「日本のボールは好きです。アメリカのボールと比べるとちょっと柔らかいので、距離を取るとそれだけボールが動く」と相性に手応えを得たようで、適応にも問題ないと自信を示した。

 2軍本隊は休日だったが「中継ぎは毎日投げるというのがルーティン。休みの日にちょっと体を動かすのもいいと思いますし、まだゲームにも入っていないので、体を動かしていた方がピッチングしやすい」と積極的に“休日出勤”。生真面目な性格が行動ににじみ出ていた。

 8日には来日後、初めてブルペン入りする意向を明かし、「25~30球くらいは真っすぐを中心にやって、また次(の機会に)は変化球とかを確認できたら」と調整過程を説明した。早ければ11日からのウエスタン・広島3連戦(鳴尾浜)での実戦登板も見込まれ、急ピッチで調整を重ねていく。「甲子園で早く投げたいか」と問われると、はやる気持ちを抑えきれないように笑顔でうなずいた。

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