阪神・岡田監督が落合博満氏の勝利数を抜くも「どうでもええわ」原監督との采配勝負「今日の方が楽しかったな」一問一答

 巨人に勝利しファンにあいさつする岡田監督ら阪神ナイン(撮影・山口登)
 巨人に連勝し、ナインとタッチを交わす岡田監督(中央)=撮影・高部洋祐
 岩崎を迎える岡田監督(撮影・山口登)
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 「阪神タイガース8-5読売ジャイアンツ」(26日、甲子園球場)

 阪神は六回に岡田監督の勝負手がピタリとはまって流れを呼び込み、逆転勝利へ導いた。これで通算630勝となり、第一次政権でライバルだった元中日・落合監督の勝利数を抜いた。それでも指揮官は「どうでもええわ(笑)」と一蹴し、原監督との采配勝負に「今日の方が楽しかったな」と納得の表情を浮かべた。

 以下、試合後の一問一答。

 (テレビインタビューにて)

 -きょうの打線はいかがでしたか?

 「いやいや、まあ次ねえ、3点のあと1点、1点言うてたんですけどね。だから大竹もちょっとボールやっぱり高くなったかなあと思ったけど。追い越されるまで、まだまだ投げさそうと思ったんで。まあ1点だったらと思ったけど、2点差になったけどね。よく(打線が)反発したよね」

 -その反発ですが。六回、代打・原口の一本が出ましたよね。

 「うーん、あの、何ていうか、左対左になったんで。まあやっぱり勝負ねえ。まず1点でもかえして、1点差にしとけば。まだまだ3イニングあったんで、早めに勝負かけましたよね」

 -七回は一気呵成にいった。

 「いやいや、もう昨日もそうですけど。やっぱり佐藤(輝)がねえ、あそこは絶対、左(投手)が来るんだけど。まあ、そこでだいぶタイミングもいいし、打てそうな感じ、言うたらおかしいですけど。最後の空振りでも今までの空振りと全然違う空振りをしているんで。まあ、左が来ても打つかなっと。そういう感じで見ていますね」

 -佐藤輝明に上昇の兆しありですね。

 「はい、そうですね」

 -小幡の長打が良かった。

 「朝早く起きて4打席練習してますから。ヒット打ってなかったでしょ?ちょうどね、5打席目でヒット出て良かったですね」

 -ノイジーもいい感じでは?

 「まあ昨日はね、スタメンを外れたんですけど、今日は左だったんで、どういう打ち方するかなーって。そうですね、ちょっとこう3(番)よりも6番にした方が、ゆっくり打つって言ったら変ですけど、なんか感じがいいのかなっていう気持ちはありますね」

 -リリーフ陣も抑えた。

 「あの段階ではね、桐敷は3イニングでもいかそうかと思ってね、ピッチャーまで回すために動かしたんだけど、勝ち投手でしょ?そういう意味では大事にしたいですね」

 -カード3連勝かかる明日へひと言。

 「いやいや、まあ、反発力というかねえ、打ち方がね、うまくフォアボール絡んだり、そういう感じでね、おーん。だから1点じゃなしにね、3点4点とそういう感じでね、取れるようになったんで。ピッチャーの頑張りもそうですけど、明日才木ですけど、打つ方もあるんで、才木もちょっとゆっくり投げられるかも分からないですね。打つ方はこのまま継続してね、いい感じでね、みんな後ろにつなぐという意識でやってほしいですね」

 (囲み取材に移り)

 -六回の場面、仕掛けが早かった。

 「いやいや、木浪打たしてね、おーん、あそこに桐敷入れて、9番に小幡入れよかなと思ったけど、向こうも左に代えたからね、おーん、だから勝負かけたんや」

 -七回表は桐敷がゼロで抑えた。

 「おーん、あれ大きかったね、おーん。だからまあ、1アウトから左2人ね、おーん。最後、秋広のね、三振がね、一番、あれでもうちょい行かそうと思ったけどな、いい形で秋広三振にしてね、次の登板につながると思うね」

 -原口もほしいところで。

 「いやいや、原口の時は(巨人が投手を)変えるとは思わなかった。1、2が左やからね。まあでももう右とか関係ないから、そこで1点取れるかという回だったので、0点でもよかったんだけど、そこは3イニング用のピッチャーを入れる場所が必要やったからね、それで1点取れたのはよかったね」

 -途中出場組が活躍。監督冥利に尽きる。

 「そうやねー、まあいい時の流れていうかな、やっぱりみんな追い込まれてのフォアボールとか、空振りとかもなくなると、つながりというかもうちょいいい流れになるよね」

 -四球も絡んで得点に。監督の野球が浸透している。

 「いやいや、まあ、それは4つの四球もあったけど、追い込まれてからのフォアボールもあったし、すごくこっちにとっては大きいし、向こうにとっては追い込まれてからのフォアボールもものすごい痛いと思うしね。そのへんは、いい流れで点を取れてた時のそういう流れになってきたかなあって感じはするよね」

 -今後に向けても大きな試合に。

 「いやいやいや、今日はね、おーん。」

 -相手は小刻みな継投。監督としてはどう?

 「いやいや、大好きやわ。こっちはコマがおるからな。やっぱ向こう、ブルペン陣、やっぱりね、よくないからね、おーん。だから、まあ、1点ね、大竹の時でも1点やったらっていうのあったよ、まあ2点になったけどね、おーん。5-3になったけど、まだ4イニングあったからね。それはもう、全然。大竹になあ、もったいないでって言うたけど」

 -ベンチで久しぶりに采配ふるう機会が多く、楽しかった。

 「おーん、昨日より今日の方が楽しかったな」

 -落合元監督の勝利数を抜いた。

 「どうでもええわ(笑い)」

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