【井川慶氏の眼】リリーフ陣の層の厚さが証明された試合

 「阪神5-4DeNA」(12日、甲子園球場)

 阪神が3連勝で2位・DeNAに3ゲーム差をつけた。ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=の犠飛でのサヨナラ勝ちとなったが、デイリースポーツ評論家・井川慶氏(43)は「リリーフ陣の奮闘」を勝因にあげた。

  ◇  ◇

 阪神としては大きな勝利となった。その要因には、リリーフ陣の奮闘があった。

 大竹投手の降板後、六回から4人の投手によるリレーを展開する形となったが、この間に1点でも与えていれば苦しい流れとなっていたところで、無安打無失点でつなぎ、2点差をキープしたところに価値があった。七回で言えば、左打ちの楠本選手、関根選手が続くところを左の島本投手で抑え、右打ちの宮崎選手を迎えたところで右の馬場投手にスイッチするという、細かな継投も光った。

 長いシーズン、先発が早いイニングで降板する試合というのは必ずあるもの。そこからいかに勝ちに持っていけるかが重要であり、阪神の投手陣の層の厚さを改めて感じた試合となった。

 ヒーローになった森下選手は、バウアー投手からの本塁打を見ても直球への強さがある。その上であまりボール球に手を出すことなく、打てるボールをしっかりと打てる印象なので、今後も十分に期待できると思う。

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