阪神快勝 大竹様様!プロ初完封で7勝目 セ防御率トップ “近本代役”島田がプロ初本塁打の先頭弾

 7回、会沢を三振に仕留め、雄たけびを上げる大竹(撮影・高部洋祐)
 1回、先制ソロを放った島田を迎える岡田監督(撮影・田中太一)
 7回、カープファンがジェット風船を飛ばす中、投球練習を行う大竹(撮影・高部洋祐)
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 「広島0-2阪神」(5日、マツダスタジアム)

 阪神先発の大竹がプロ初完封で、5月27日・巨人戦以来の7勝目。再び規定投球回に到達し、防御率1・13でセ・リーグのトップに立った。今季初めて1番に入った島田のプロ初本塁打が先制V打となった。

 試合は初回、島田が先発・森下から先頭打者本塁打を放った。3球目の速球を捉えると、打球は右翼ポールを直撃。545打席目でのプロ初本塁打となった。

 近本が右肋骨骨折で離脱する中、「1番・中堅」を任された男が大仕事をした。ダイヤモンドを一周して戻って来た島田に対し、仲間は無反応。サイレントトリートメントで祝福すると、三回には無死一、二塁から前川の左前打に左翼・西川の失策が絡み、追加点を奪った。

 投げては先発の大竹が被安打5、圧巻の投球。この日、監督推薦で球宴に初選出が決まった。感謝を投球で示すかのように、序盤から気合十分の投球。七回、1死一、二塁のピンチを背負ったが、デービットソンをフルカウントから遊飛に抑えると、会沢を空振り三振に封じて脱した。九回、105球を投げきり無四球完封を飾った。

 また、1軍に再昇格した佐藤輝は、「5番・三塁」でスタメン出場。初回、空振り三振に倒れるなど、復帰初戦は4打数無安打、3三振と結果が出なかった。

 チームは前日、近本が離脱。敵地で大敗を喫していたが、大竹と島田が嫌なムードを振り払った。

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