阪神・島田が“神走塁”! 八回同点ホーム&反撃口火代打H 「自分の判断で行けました」

 8回、渡辺諒の内野ゴロで生還する島田(53)=撮影・中田匡峻
 生還し笑顔を見せる島田(撮影・高部洋祐)
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 「阪神7-7ロッテ」(5日、甲子園球場)

 相手捕手の動きを瞬時に察知し、“神走塁”での同点のホームインだ。今季最長5時間7分の引き分け。「負けないことは非常に大きいものだったと思う」と胸を張った阪神・島田海吏外野手(27)の打力、脚力が光った一戦だ。

 1点を追った八回、森下の代打で打席に向かった。簡単に2球で追い込まれたものの「何が何でも出てやろうという気持ちでしかなかった」と、ペルドモの3球目の136キロスライダーに反応。技ありの左前打となった。

 その後、木浪の左翼線二塁打などが飛び出し、1死二、三塁の状況で打席には代打・渡辺諒。打球が三遊間方向に飛び、三走・島田は一気に本塁を狙った。ここで捕手の動きを確認したという。

 「(右側からの生還を狙う)僕と反対(左)側に(送球が)それていきそうな捕り方に見えたので、反対側からかわす形が取れた。ちょっと姿勢を見てこっち側によけた感じだったので、そこが良かった。しっかり意外と冷静にいれた。自分の判断で行けました」

 島田の勇気ある走塁、そして判断力があってこその同点劇。「ナベ(渡辺諒)がいいところに打ってくれたので、その分セーフになってくれたと思います」と感謝していた。

 反省も忘れない。同点の九回2死一、二塁で打席に入り、益田の直球を逆方向にはじき返した。しかし、三塁・安田が好捕しサヨナラとはならず。延長十二回2死走者なしでは横山に投ゴロに打ち取られてしまった。

 「後の打席がもっと何かできたんじゃないかなと思う。仕事を果たすだけだと思っているので。完璧を求めて仕事をしっかり果たせるようにやっていきたい」。真剣な表情で決意を新たにし、球場を後にした。

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