【藤田平氏の眼】阪神4番に見られる成長 これが「23年型大山」だ

 「広島0-5阪神」(5日、マツダスタジアム)

 初回に阪神・大山悠輔内野手(28)が3号先制2ランを放ち、今季3度目の3連勝を決めた。デイリースポーツ評論家・藤田平氏(75)は、大山が新たに取り組んでいる『前さばきの打撃』を「つかみつつある」と分析した。

  ◇  ◇

 取り組んできた『前さばき』のバッティングが『自分の型』として出来つつある。初回に先制2ランを放った4番・大山だ。これまでは、ポイントを前にしている中でも、一球ごとにズレが見られた。しかし最近は安定している。前さばきを自分の打撃としてつかみつつあるのだろう。

 これなら調子の波も小さくできる。昨年までは好調時と不調時の差が大きかった。一方で今季は4安打する試合があると同時にヒットがコンスタントに続いている。この日で8試合連続安打、打率・340。3割の打撃ができている。

 さらに成長が見られるのは『4番の打撃』だけでなく状況に応じて『つなぎの打撃』を心がけている点。ビハインドで迎えたイニングの先頭打席では、出塁する打撃に徹しチームを勢いづけている。

 この日は佐藤輝にも本塁打。4番と5番が稼働してきた。加えて6番のミエセスだ。タイガースは大山を中心にスキの無い打線になりつつある。

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