阪神・ドラ1森下 岡田超え!OP戦球団新人右打者最多タイ3号 宿敵G撃ち 侍刺激「日本を代表する選手に」

 5回、左中間席に同点ソロを放ち、ベンチ前でパフォーマンスを見せる森下(撮影・中田匡峻)
 5回、左越えソロを放つ森下(撮影・西岡正)
 5回、左中間にソロを放つ森下(撮影・金田祐二)
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 「オープン戦、巨人6-4阪神」(22日、東京ドーム)

 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が五回にオープン戦3号ソロを放ち、ドラフト制以降の球団新人右打者では田淵(1969年)、岡田(80年)、八木(87年)を超えて、望月(72年)の最多記録に肩を並べた。プロ入り後、初めて東京ドームでプレーし、伝統の一戦で放った初アーチは左中間への弾丸ライナー。試合には敗れたが、ドラ1は宿敵に強烈なインパクトを残した。

 森下が放った打球は、あっという間に左中間スタンドに到達した。弾丸ライナーでフェンス際にギリギリ着弾。三遊間付近で一度足を止めるも、目視で確認後にゆっくりとホームを踏んだ。

 「初めての東京ドームで少し独特な雰囲気を感じますが、しっかり自分のスイングができました」

 五回1死。巨人の新外国人で、開幕ローテ候補の左腕・メンデスの外角スライダーに反応し、ソロを放った。両翼100メートル、中堅122メートルながら両ポールから中堅に向かってフェンスの形状が直線的な東京ドーム。「入るとは思いませんでした」と狭さにも驚いた様子だった。

 追い込まれてからも対応できる魅力を存分に発揮した。2球で追い込まれてから直球と変化球を待つ中でアーチを架けた。21日・西武戦(ベルーナ)でもフルカウントから外角直球を捉えて右前打。打者不利なカウントからでも挽回できる器用さが、相手に脅威を与える。岡田監督は「ええバッターやから、タイミングの取り方がうまい」と称賛した。

 これでオープン戦3本塁打目。ドラフト制以降の球団新人右打者では1969年・田淵幸一、80年・岡田彰布、87年・八木裕の2本を越え、72年の望月充に並んだ。将の記録も超えたが「オープン戦なんで。シーズンで結果残せるように」とこの程度で満足する器ではない。

 試合前にはWBC決勝・日本-アメリカ戦を観戦。中大の2学年先輩のDeNA・牧、同僚の中野、湯浅が世界で躍動する姿を目に焼き付けた。「自分もあそこの舞台でやりたいな」。高ぶった感情を打棒に込め、虎党を沸かせた。

 次のWBCは3年後。代表入りを果たすためにも結果を求めていく。「日本を代表する選手になりたいので、そこは目指したい」。背番号1が描くサクセスストーリーは、まだ序章に過ぎない。

2023-11-05
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