阪神 救援陣の開幕1軍争いは加治屋、島本が一歩リード 移籍4年目の小林、ジェフに弟子入りの岩田はアピールならず

 紅白戦で登板した岩田(撮影・中田匡峻)
 紅白戦で好投した加治屋(撮影・中田匡峻)
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 「阪神紅白戦、白組3-6紅組」(12日、宜野座村野球場)

 昨季リーグ1位の防御率2・39をマークした阪神の救援陣。高いレベルの中で開幕1軍をつかむのは-。

 白組2番手の加治屋は2回をパーフェクトに抑え、安定感を示した。9日のシート打撃でも打者6人に対して無安打3奪三振とアピール。昨季は開幕1軍を逃したものの、特例2022で昇格すると39試合に登板して防御率2・43とチャンスをものにした。今季は開幕から1軍の座をつかみたいところだ。

 昨季トミー・ジョン手術から復活した紅組3番手・島本も1回無安打無失点、2Kとさすがの投球だ。先頭・片山をフォークで見逃し三振、続く佐藤輝も内角低めスライダーで空振り三振に仕留めると、木浪は1球で二ゴロに打ち取った。

 2軍メンバーから登板した白組3番手・小林は2回3安打3失点とアピールならず。六回から登板すると先頭・坂本にいきなり四球を与え、続く小幡に中前打を許して無死一、二塁。さらに、続く島田が放ったボテボテの一ゴロでベースカバーに入れず、無死満塁とピンチを招くと、2番・糸原に右翼線への2点適時二塁打を献上した。続く渡辺諒には左犠飛を許した。昨季は故障の影響もあり登板10試合。移籍4年目となる今季の巻き返しに期待したい。

 3年目で初の1軍キャンプをつかんだ紅組4番手・岩田は、2回4安打2失点だった。八回は3人で抑えたが、九回は2死三塁で山本に左翼線へ適時二塁打を献上。続く井上にも右前適時打を浴びた。昨季支配下をつかんだ変則左腕。1軍デビューは果たせていないが、インステップから横手で投じる独特の投法で“左キラー”としても期待がかかる。今キャンプでは同じサイド左腕の球団レジェンド・ウィリアムス駐米スカウトに弟子入りして数々の助言を受けており、飛躍のきっかけをつかみたいところだ。

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