阪神 B・ケラーはフォルムもフォームもK・ケラーそっくり!し烈先発ローテ争い勝ち抜く

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神の新外国人、ジェレミー・ビーズリー投手(27)=前パイレーツ傘下3A=とブライアン・ケラー投手(28)=前レッドソックス傘下3A=が2日、沖縄・宜野座キャンプで初めてブルペンに入った。岡田監督の前でビーズリーは29球、B・ケラーは45球を投げ込んだ。

 まるでK・ケラーのような新助っ人だ。B・ケラーは、同時に投球練習していたK・ケラーと名前だけでなくフォルムやフォームもそっくり。巨人の樽見スコアラーは「B・ケラーはK・ケラーと似ている。腕の位置とか腕の振りとか、似ているのが第一印象」と証言した。

 さらに背番号もK・ケラーが42、B・ケラーも24と類似。岡田監督も「背番号、反対だけやからなあ」と戸惑いを隠せなかった。

 一方、投球スタイルは全く違う。150キロ超えの直球でグイグイ押すK・ケラーに対して、B・ケラーは多彩な球種でゴロを打たせて取るタイプ。149キロを計測した直球に加えて、スライダー、カーブ、チェンジアップなど変化球を交えて37球を投げた。

 「ボールの動き自体は良かったんですけど、コントロールがバラバラだったので、これから修正してきたい」

 周囲の当惑をよそにB・ケラーは冷静だ。「ケラー・リレー」実現の期待が高まるなか、し烈な先発ローテ争いを勝ち抜いていく。

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