阪神・岡田監督明言 島田&熊谷&植田開幕1軍 ユーティリティー枠「一番堅い」

 阪神・岡田彰布監督(65)が25日、「ユーティリティー枠」として島田海吏外野手(26)、熊谷敬宥内野手(27)、植田海内野手(26)の開幕1軍入りを明言した。守備重視を掲げる指揮官は「二つくらい(のポジションを)守れるユーティリティーの選手は何人かいるからな」と複数ポジションをこなす「守備固め」の必要性を訴えた。

 さらに選手の出場機会を増やす意味でも有益だと言う。数人の主軸を固定しつつも「チームの中では(ポジションを)転々とやらなあかんやつは2、3人はおるよ。少しでも出場チャンスというかな、試合の後半でも出られるような選択肢を、そういうのは必要やで」と持論を展開した。

 岡田監督は「1軍の戦力として今、確定して必要なんは島田、熊谷、植田やろ。今これが一番堅いよな」と3人を指名。「代走から守備につけるとか、守備固めいけるとか、そういうスペシャルな方が戦力として見極めやすいよ」と具体的な起用法にも言及した。

 昨季リーグ5位の21盗塁を決めた島田の足に「そら魅力、魅力」とうなずいた。熊谷、植田も代走や守備固めで存在感を発揮。定位置奪取とはいかないが、一芸に秀でたベンチ要員から「1軍当確」をともす異例の“岡田構想”を明かした。(山本直弘)

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