阪神・岩崎 村上に本塁打“寄付”しない 地元の幼稚園などに玩具寄贈

 阪神は13日、岩崎優投手(31)が出身地の静岡市と球団の本拠地である西宮市の公立幼稚園、保育園などに今季の公式戦登板数に応じた金額114万円(57試合×2万円)相当の玩具を寄贈したと発表した。岩崎はこの日までに西宮市立浜甲子園保育所で行われた寄贈式に出席し、園児たちに直接手渡した。

 「野球見てる」「甲子園に来た」と言ってくれた子どもたちの存在に「うれしかったです」と笑顔を見せた岩崎。来季も50~60試合登板をノルマに掲げ、「打たれないことが一番」と三冠王のヤクルト・村上封じを誓った。

 今季唯一、被弾した打者が村上だった。「『村神様』なんて言われていますけど、人間ですから。もちろん抑えるすべはありますし、実際抑えているピッチャーもいるので」。岩崎自身も昨季は10打数無安打と完璧に封じ込めた実績がある。

 「今年は大事なところでやられてしまったので、そういうところでは絶対抑えられるようにしたい」と雪辱に燃える。来季は再び“村上キラー”として名を上げる。

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