阪神・佐藤輝 子どもたちに夢弾130m超 「野球を楽しめ」助言「佐藤輝明杯」も意欲

 子どもたちの前でホームランを放ち、笑顔を見せる佐藤輝(撮影・田中太一)
 表彰式を終え子供たちとポーズをとる佐藤輝
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 阪神・佐藤輝明内野手(23)が11日、甲子園球場で初開催された少年野球の全国大会「ミズノドリームカップ」の表彰式に出席し、大会後のホームランチャレンジでは130メートル超の聖地弾を放った。同大会の「ミスを怒らず、みんなで助け合う」のコンセプトに共感し、「野球を楽しめ」と子どもたちにも助言。将来的には「佐藤輝明杯」の開催にも意欲を見せた。

 冷たい風が吹きすさぶ甲子園で、子どもたちの熱気が充満した。全国大会終了後に開催された「ホームランチャレンジ」で佐藤輝が聖地のバッターボックスへ。野球少年、少女たちからの熱視線を浴びる中、期待に応える特大弾が飛び出した。

 「ちょっと最初は軟式、久しぶりだったのでどうなるかなと思いましたけど、ホッとしました。最後までしっかり当たったら、硬式よりも本当にすごい飛ぶなと感じました」

 ラスト15スイング目。マシンから放たれた軟球の直球に対し、ミズノ社の「ビヨンドマックスレガシー」新モデルのバットで豪快に振り抜く。白球は右中間方向へと一直線に伸び、そのまま最深部に突き刺さった。130メートル超の豪快な一撃。子どもたちも「エグい、すげ~」と憧れのまなざしで見つめていた。

 野球少年、少女の姿を見て「ちっちゃい時を思い出すじゃないですけど、そういう気持ちになりました」と笑顔の佐藤輝。「ミスを怒らず、みんなで助け合う」を合言葉に行われた同大会の開催意義にも共感した。

 「普段、僕も大切にしていることなので、素晴らしいコンセプト。楽しむというテーマで野球ができるのは素晴らしいことなんじゃないかなと思います」

 自身もプロ野球選手としてできることがある。その一つが佐藤輝明の名前がついた冠杯だ。「野球の楽しさを味わったらずっと野球を続けていく子どもも増えると思う。そういった(冠杯など)何か将来的にはしたいな」と野球人口の底辺拡大へ尽力していく。

 憧れられる立場ということも改めて理解した一日。「一番は試合でいいプレーを見せることが夢を与えるというか、そう思ってもらえると思う。頑張りたい」。ホームランを狙う自らのスタイルを曲げず、子どもたちの憧れであり続ける。

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