阪神・和田2軍監督 「平田イズム」継承「岡田の考え」浸透 23日から宮崎で指揮

 阪神は22日、和田豊2軍監督(60)、嶋田宗彦1軍バッテリーコーチ(60)、馬場敏史1軍内野守備走塁コーチ(57)、水口栄二1軍打撃コーチ(53)の就任を発表した。4人はこの日、西宮市の球団事務所で就任会見に臨みんだ。

 和田2軍監督は8年ぶりの現場復帰にやる気をみなぎらせた。ウエスタン2連覇中の有望株がそろう選手を受け持つことに「平田イズムを継承しながら、岡田監督の考えをいち早く、チームに浸透させる。それがまず私がやるべき役割」と抱負を語った。

 2016年から7年間はSA(シニアアドバイザー)、TA(テクニカルアドバイザー)としてフロント業務に従事。岡田新監督から「いつまでネクタイしとんねん!」と口説かれ、心を決めた。

 1軍監督経験者の2軍監督就任は球団初だが「この7年間があるので、私にとっては最高のポジション」と意欲満々。スカウト活動、アカデミーでの指導などを通じて育成の大切さを痛感。「7年間で経験させていただいたことを生かしていきたい」と前向きに語った。

 新監督が掲げる守備と基本重視の方針に「全く同感。成長に近道はなし。しっかり指導していきたい」と所信表明。1軍監督時代と同じ背番号86のユニホームを着て、23日からみやざきフェニックス・リーグで指揮を執る。

 ◇和田 豊(わだ・ゆたか)1962年9月2日生まれ、60歳。千葉県出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。我孫子から日大を経て、84年度ドラフト3位で阪神入団。2001年に打撃コーチ兼任。同年現役引退。ベストナイン2回(92、94年)、ゴールデングラブ賞3回(92~94年)。02年から阪神1軍打撃コーチなどを歴任して12年から監督。15年にオーナー付シニアアドバイザー。17年からテクニカルアドバイザー。

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