阪神ドラ1森下 1年目から“ドラ1クリーンアップ” 岡田監督ゲキに「覚悟できている」

 岡田監督(左)からドラフト会議のパスを贈られ、笑顔を見せる中大・森下(撮影・金田祐二)
 阪神から指名あいさつを受け喜ぶ中大・森下翔太(撮影・金田祐二)
 岡田監督と並んで会見する中大・森下翔太(撮影・金田祐二)
3枚

 阪神からドラフト1位指名された森下翔太外野手(22)=中大=が21日、八王子市内にある同校で岡田新監督、畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた。岡田新監督からは「クリーンアップが1つ空いている」と奮起を促された。右の大砲として期待される逸材は、1年目から大山、佐藤輝とともに“ドラ1クリーンアップ”結成へ意気込んだ。

 緊張が見える表情をさらに引き締め、森下は岡田新監督に深く頭を下げた。「どうも初めまして。よろしく」と声をかけられ、右手でがっちりと握手を交わす。ドラフトで名前を呼ばれてから、約18時間後に行われた指名あいさつ。指揮官との初対面を終え、猛虎魂を胸に宿した。

 球団にとっては期待の右の大砲。岡田新監督の期待は、早速言葉になって表れた。「1つ空いているんですよ。最初から頑張ってほしい」。大山、佐藤輝を固定することを決めているクリーンアップ。最後の一枠を奪い取ることを願った。

 森下は姿勢を正してすぐさま呼応。「スタメンを勝ち取って、クリーンアップを打つっていう覚悟はできている」。隣に座る指揮官に力強く宣言した。

 森下が有言実行を果たせば、2016年ドラフト1位・大山、20年の同1位・佐藤輝とともに、パンチ力を秘めた“ドラ1クリーンアップ”が結成される。「阪神の主軸はその2人だと思う。同じ長距離砲としてアドバイス、意見をもらいながら自分も成長できたら」と共闘を心待ちに。さらには、「そこに負けていたら自分もダメだと思っている。それを上回るようなプレーをできたら」と2人を超える活躍を誓った。

 ただ、実力が全てとなるプロの世界。岡田新監督は「力があれば当然、最初から使うし。力がなければもう少し鍛えてレギュラーポジションを目指してもらう」と最初からクリーンアップを与えることはしない。

 森下はもちろん実力主義の世界であることは理解している。それでも自信はある。中大では1年時から2度、日本代表を経験。通算9本塁打を放った。「逆方向に長打を打てるのが自分の魅力。期待を裏切らないプレーをできたらいいなと思います」と奮い立った。

 「ここから自分も阪神タイガースの一員。ドラフト1位の名に恥じないようにプレーしていきたい」。指揮官の前でルーキーイヤーの活躍を公言したドラ1スラッガー。堂々と紡いだ言葉を実現させ、岡田阪神の顔となってみせる。

 ◆森下翔太(もりした・しょうた) 2000年8月14日生まれ、22歳。横浜市出身。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。外野手。日限山小1年から野庭日限フェニックスで野球を始める。日限山中時代は戸塚シニア。神奈川・東海大相模では3年時にセンバツ4強。中大では1年春からレギュラーで、同年夏に大学日本代表入り。東都大学リーグでベストナイン2度。大学通算9本塁打。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス