阪神・梅野 正捕手も岡田野球もつかむ 捕手固定明言に奮起「やるべきことをやりたい」

 阪神・梅野隆太郎捕手(31)が21日、新体制での正捕手獲りに意欲を示した。この日、岡田監督が「捕手もある程度固定というかやっぱり、レギュラーとしてお前がレギュラーや!!という感じで使ってあげないと」と捕手の固定を明言。守り勝つ野球を目指す岡田野球の中で、絶対的な扇の要を目指す。

 「守り勝つ野球はめちゃくちゃ大事。(守りを重視すれば)勝利は今の投手陣を考えてもつかめると思う。『岡田野球』を少しでも早くつかみながら、チームが一つになって開幕を迎えられたら」

 2018~20年にかけて球団捕手史上初の3年連続ゴールデングラブ賞を獲得。ブロッキングの高さは球界でもトップレベルで、今季も捕手として98試合の出場で捕逸1と安定感を発揮した。

 今年は坂本との併用が続いたが、来季は全試合でマスクをかぶる覚悟だ。「一生懸命、結果にこだわって監督に信じてもらえるようにやるべきことをやりたい」と燃えている。

 チームは24日から甲子園で秋季練習が始まる。岡田新体制を心待ちにしている梅野は「来季に向けて、ワクワクしている」と笑顔を見せた。不動の正捕手として君臨するために、新指揮官の信頼を勝ち取る。

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