岡田彰布氏が阪神次期監督に内定 15年ぶり復帰 レギュラーシーズン終了後に発表へ

 矢野監督退任後の阪神次期監督に、球団OB・岡田彰布氏(64)が内定したことが、27日までに分かった。岡田氏サイドにも就任への支障はないもようで、15年ぶりの阪神復帰が決定的な状況となった。

 球団内では平田2軍監督の昇格案と並行して、岡田氏の招へい案を検討。最終的に岡田氏に指揮を託す方向で固まった。超異例となる、キャンプイン前日の矢野監督退任表明から約8カ月。ようやく第35代となる次期監督の候補が一本化された形となり、18年ぶりの優勝は、前回の優勝監督に託されることになった。

 岡田氏は北陽高(現関大北陽高)から早大に進み、六大学野球で華々しい実績を残した後、6球団競合の末、ドラフト1位で1980年に阪神へ入団。85年には3番・バース、4番・掛布に続く5番打者として球団初の日本一に貢献した。さらに03年には1軍内野守備走塁コーチとして18年ぶりの優勝に携わり、05年には監督としてリーグ制覇。それぞれの立場で、虎の輝かしい歴史を彩ってきた。

 監督として就任1年目の04年に新人の鳥谷を積極的の起用、生え抜きスター選手への道筋を作った。さらに05年優勝時にはウィリアムズ、藤川、久保田の3人で形成する鉄壁の勝ちパターン継投〝JFK〟を確立。オリックス監督時代にはT-岡田を長距離砲へと育て上げた。

 12年にオリックス監督を退いた後は、歯に衣(きぬ)着せぬ評論を展開。根底に〝阪神愛〟を感じさせる、独特な語り口が好評を博している。

 27日早朝に取材に応じた阪神の百北幸司球団社長は監督人事に関して「現時点でシーズンが終わるまでは、私の方から申し上げることはありません」と繰り返し、「きょうから神宮でヤクルトとの2連戦があって、帰ってきて10月2日の甲子園最終戦ということで、リーグを残しています。CSの可能性もまだまだあきらめていないし、その先、日本シリーズっていうのも踏まえてチームは戦っていますので、引き続き皆さまには応援していただきたい」と話した。

 一方で阪神のレギュラーシーズン全日程が終了する10月2日までに、新監督が決定するメドが立っていることを認め、その日以降に正式発表する予定を明かした。

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