阪神痛恨の6連敗で4位転落 九回に守護神岩崎がまさかの珍プレーで決勝点献上

 9回、木下がスクイズするも岩崎の暴投で勝ち越しを許す(撮影・山口登)
 9回、木下がスクイズをするも岩崎の暴投で勝ち越しを許す(撮影・山口登)
 9回、暴投で勝ち越しを許し、ぼう然と立ち尽くす岩崎(撮影・田中太一)
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 「阪神4-5中日」(14日、京セラドーム大阪)

 阪神が競り負け、6連敗で4位転落となった。序盤に試合を振り出しに戻したが、最終回に守護神・岩崎がまさかの形で決勝点を許した。

 同点の九回からマウンドへ。先頭の大野奨に三塁内野安打で出塁を許すと、続く石垣に三塁方向へ送りバントを決められる。1死二塁から土田に中前打を打たれて一、三塁にピンチが拡大した。

 ここで打席には代打・木下。カウント1ボール2ストライクからスクイズを仕掛けてきた。岩崎は察知したのか、それともすっぽ抜けたのか、ボールは高めにいき、木下が出したバットの上を通過。捕手の梅野も捕球できず、三走・三好が一気にホームイン。まさかの珍プレーで勝ち越し点を許した。記録は重盗となった。

 打線は四回終了時点で、今季ワーストの30イニング連続無得点。三回までに3併殺打と拙攻が続いていたが、五回1死満塁で山本が中犠飛を放ち、31イニングぶりの得点。なおも2死一、二塁の状況でロハスが豪快な同点3ランを突き刺した。

 先発のガンケルは仕事を果たすことができなかった。矢野政権ワーストタイの9試合連続失策があり、自らも一塁悪送球をする場面が見られた。5回7安打4失点(自責2)で降板。この試合まで中日戦通算8試合(先発4試合)で4勝0敗、防御率0・33。圧倒的な“竜キラー”ぶりを発揮していた右腕だが、中日戦で適時打を浴びたのは、これが初めてのことだった。

 ただ、ガンケルに勝ち負けはつかず。六回からは浜地、ケラー、湯浅が1イニングずつ無失点に抑えたが、岩崎の1球が悔やまれる結果となった。

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