阪神A・ロッド 昇格GO打ァ パワー見せた!左中間二塁打「準備できている」
「ウエスタン、オリックス0-1阪神」(21日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)
阪神・ロドリゲスの打球は瞬く間に左中間を切り裂いた。マイナー通算215本塁打の実力を垣間見せた豪快な一打。「甘い球を一発で、強い打球でコンタクトできたというのは収穫になりました」。1軍昇格への準備が整ったことを快音で示した。
九回の先頭。2ストライク1ボールからの外角スライダーを強振し二塁打を放った。悠々と二塁へ到達し、慣れない様子で手を揺らして「うなぎポーズ」も披露。「試合を重ねて自分の感覚やゲームのリズムに少し慣れてきたかなと思います」と順調な調整ぶりを口にした。平田2軍監督は「ああいう長打はロドリゲス(らしさ)」と称賛し、昇格については「1軍が決めること」と話した。
この日はオリックス時代に汗を流した杉本商事バファローズスタジアムで古巣と対戦。「いろんな思い出を思い出しながら(元チームメートと)話をしました」と、試合前には伏見と談笑するなど、かつての仲間との再会を楽しんだ。
実戦4試合で12打数3安打、打率・250。3安打のうち、長打は2本と持ち前のパワーを発揮している。「準備はできているので1軍に呼ばれたらすぐ行くつもりです」と新助っ人。起爆剤として1軍の舞台に乗り込む日はもうすぐだ。