阪神・青柳 球宴前ラス投!白星締めや 前半戦5割ターンへ!DeNA3連倒先陣
22日・DeNA戦(甲子園)で球宴前ラスト登板に臨む阪神・青柳晃洋投手が21日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、前半戦5割ターンへ先陣を切ることを誓った。現在チームの借金は「3」で、同カードを3連勝すれば球宴前に完済となる。勝負の後半戦へ弾みをつけるためにも、最高の形で締めくくる。
厳しい暑さの中、大粒の汗をぬぐいながら万全を整えた。前半戦ラスト登板に臨む青柳がキャッチボールやショートダッシュなどで最終調整。目指すは、奇跡の逆転Vだ。
「チーム的には5割は通過点だと思っている。貯金がないと優勝はできないですし、ヤクルトには追いつかない。上に行くために、1勝ずつ積み上げられたら良いなと思います」
前半戦をスッキリと終えるためにも負けられない一戦となる。2位のDeNAに対して、今季は2戦2勝も防御率は3・75と苦戦。「勝ってはいますけど、僕自身すごく点を取られているチーム」と印象を明かし、「中軸もそうですけど、足を絡めた攻撃もあったりするので、無駄なランナーをためないことを徹底した方が良い」と打線全体を警戒した。
とはいえ、右腕の投球なくして現在のチーム状況はなかっただろう。新型コロナウイルス感染により約1カ月の出遅れを余儀なくされた中で、球団史上初となる2年連続リーグ10勝1番乗りを達成。ここまで勝利数、防御率、勝率、完投数、完封数の“5冠”と圧倒的な成績を残している。
好調の要因の一つとしては、カットボールの精度向上がある。「カウントが悪いところで投げたりとか。選択肢が増えたのは僕の中ではすごくプラス」と右腕。春季キャンプ中の実戦では、投球の軸としているツーシームとスライダーを封印するなど練習を重ねた成果を実感している。
26、27日に行われる球宴に出場する青柳。直後の29日からは首位・ヤクルトとの3連戦が控えているが、金村投手コーチは「火曜日のローテに入れてあげた方がうまく行くのかな」と右腕の後半戦初戦は8月2日・巨人戦(東京ド)となることを示唆した。勝負の後半戦へ、白星締めで弾みをつける。
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