阪神・近本 日本新WEEKにする!「33」超えまであと5 連続試合安打止めない

 阪神・近本光司外野手(27)が4日、“記録ウイーク”での奮起を誓った。5日・広島戦(甲子園)からの5試合で連続試合安打の球団およびプロ野球記録の更新に挑む。現在は「29」で、1979年に高橋慶彦(広島)がマークしたプロ野球記録の「33」まで、あと4。4年目で達成すれば最速となる。まずは本拠地で、マートンが打ち立てた球団記録「30」を11年ぶりに塗り替える。

 いよいよ大記録更新へのカウントダウンに突入する。5月28日・ロッテ戦(ゾゾ)を起点に7月3日・中日戦(バンテリン)まで1カ月以上、近本がコツコツと積み上げてきた連続試合安打は「29」。球団および日本記録を一気に塗り替え、球史にその名を刻む瞬間が近づいてきた。

 「記録に対する意識というのは全然ない」。金字塔に迫っても、近本の基本姿勢が崩れることはない。「毎試合打ちたいのは1年目の時から思っているので、それがただ記録が続いているというのはすごくうれしいこと」と偽らざる胸の内を明かす。

 日々、注目度が高まってきた。「どこで打つかということは意識しますけど、記録、記録と言われてから、ちょっと打ち方というか打つタイミングを変えたりしていますけど、特に…。打つのは大変です」。工夫を凝らし、微調整を繰り返しながら一日1本以上を継続してきた。

 4試合連続安打とした6月1日・西武戦(甲子園)から3番に定着させた矢野監督も「一日1本打つのがどれだけ大変か。そんな簡単じゃないよ」と力説。近本は大学、社会人経由のため最年少ではないが、プロ4年目で連続試合安打の上位に名を連ねるのはキャリア最速だ。指揮官は「何も意識せずに入ることは無理。どんどん安打を打ちにチャレンジすればいい。記録は誰でもできることじゃない。名誉なことと思ってチャレンジしていけばいい」とエールを送る。

 前週は横浜、名古屋とビジター6連戦で自己最長を更新してきた。5日からは3カードぶり甲子園に戻って、広島戦に臨む。まずは王手をかけている、マートンが2011年にマークした球団記録の11年ぶり更新だ。

 「支えてもらっている人たちもいるので、そういう人たちに対して感謝というか、そういう思いを返していけたらいいなと思っている」。ホームの大観衆の前で、今季11戦未勝利の広島撃破につながる一本を放ち、球団記録に並び新記録を打ち立てることができれば最高だ。その勢いで週末の神宮では42年間も破られていないプロ野球記録の更新に挑む。

 ◆近本の連続試合安打記録 4年目は歴代上位選手のうちプロでのキャリア最短。0本塁打は異例で、11三振は2位タイの少なさ(2リーグ分立後)。

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