阪神・ケラーが復活の兆し 最速154キロで2奪三振 「しっかり投げられている」

 7回、DeNA打線を三者凡退に抑えるケラー(撮影・田中太一)
 7回から4番手として登板したケラー(撮影・堀内翔)
 7回、見逃し三振に倒れた代打・楠本(撮影・堀内翔)
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 「DeNA4-2阪神」(29日、横浜スタジアム)

 七回から4番手で登板した阪神・ケラーが1回無安打無失点。2三振を奪い、復調ぶりを示した。

 2点ビハインドの場面でマウンドに上がった。先頭のソトに対しては直球で追い込み、最後はカーブで3球三振。嶺井は三ゴロ、代打・楠本は153キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 「ここ数試合、しっかり投げることができているね。無失点に抑えてチームが勝てるチャンスをつなげることができてよかったよ」と振り返った助っ人右腕。19日・DeNA戦(甲子園)から5戦連続無失点。計5イニングで8奪三振と本来の実力を発揮し始めた。

 ケラーはスアレスに代わる抑え候補として今季から新加入。開幕から登板2試合連続でセーブに失敗し2軍降格し、調整を経て7日に1軍復帰した。金村投手コーチは24日に「カーブもあれくらい腕を振ってくれたら少々高くても打たれない」と修正したポイントを説明していた。

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